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仕事のこと

接客だけじゃない!「お客様の記憶に残る時間」をつくるおもてなしプランナーという働き方

サプライズ企画 , 接客術 , 記念日演出 , 顧客体験設計 , 飲食店ホスピタリティ

2026.05.27

創作料理 一喜で生まれた「おもてなしプランナー」という発想

創作料理 一喜には、料理を運ぶだけではなく、シーンづくりそのものを担う「おもてなしプランナー」という考え方があります。役割は、誕生日・記念日・法事・歓送迎会などの目的を把握し、「どんな時間にしたいか」を一緒に形にしていくこと。
ホールスタッフでありながら、イベントプランナーやコンシェルジュのように、予約前後のやり取りから当日の進行、サプライズ演出までを一貫して担当します。接客を「作業」ではなく「企画」と捉える点が大きな特徴です。

電話・ネット予約での会話を「時間設計」の第一歩にする

おもてなしプランナーの仕事は、予約の瞬間から始まります。単に人数と時間を聞くだけでなく、次のような問いかけで目的を探ります。
・「今日はどなたのための会ですか?」
・「主役の方はどんな雰囲気が好きですか?」
・「印象に残ってほしい瞬間はありますか?」
こうした質問から、「静かに語り合いたいのか」「賑やかに盛り上げたいのか」といったニュアンスを汲み取り、のちの席配置やコース内容、サプライズの方向性につなげていきます。

言葉の奥を読み解くヒアリングとメモの残し方

ヒアリングでは、表現の裏側にある気持ちを想像してメモに落とし込みます。書き方の一例として、
・目的:「母の還暦祝い。堅苦しくなく、家族でゆっくり」
・主役情報:「赤が好き。お酒は少しだけ。甘いものが好き」
・キーワード:「写真をたくさん撮りたい」「サプライズは控えめに」
といった具合に、「事実」と「感情」を分けて整理します。このメモがあれば、当日担当するスタッフが変わっても、同じ方向を向いたおもてなしができます。

席配置・コース・演出を組み合わせた「一晩のシナリオづくり」

一喜では、フロアの使い方まで含めて「一晩のシナリオ」を描きます。例えば、主役が自然と中心になる席配置、会話が弾むタイミングで出す名物料理、クライマックス前に提供する手作り豆腐体験などです。
さらに、
・乾杯時にひと言メッセージを添える
・デザートと一緒にメッセージプレートを登場させる
・写真撮影のタイミングを事前に決めておく
といった工夫で、「楽しかった」「また来たい」という感情を段階的に高めていきます。

当日の段取りチェックリストで不安をゼロに

おもてなしプランナーは、当日のバタつきを防ぐために簡潔なチェックリストを用意します。一例として、
・予約内容とメモの再確認(人数・目的・主役)
・席配置とテーブルセットの確認
・コース提供タイミングの共有
・メッセージプレートの文言・登場タイミング
・花束などサプライズ品の保管場所・渡す人
といったポイントをオープン前にスタッフ全員で共有します。段取りが見えることで、安心してお客様一人ひとりに向き合う余裕が生まれます。

サプライズ成功事例に見る「感情を売る」おもてなし

ある還暦祝いでは、「派手過ぎる演出は苦手」という娘さんのご要望を受け、静かながら記憶に残る時間を設計しました。
・赤を基調にしたさりげない卓上装飾
・思い出話に花が咲く頃合いを見計らった旬魚のお造り盛り
・ラストに、「お母さんへこれからもよろしくね」と家族連名のメッセージプレート
主役のお母様は涙ぐみながら「こんな時間を用意してもらえるなんて」と一言。その表情こそが、「感情を売る」おもてなしプランナーのやりがいとなっています。