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「子育てと仕事を両立できる会社」を見極めるには?ワークサポート事業から学ぶ保育・療育業界研究

仕事と育児の両立 , 企業主導型保育 , 保育士キャリア , 保育業界研究 , 児童発達支援

2026.06.04

子育て世代を取り巻く課題とワークサポート事業の役割

待機児童、保育士不足、共働き世帯の増加、発達特性のある子どもの支援ニーズなど、子育て環境は年々複雑になっています。こうした現場の課題から生まれたのが、株式会社ティーエルエス(TLS)のワークサポート事業です。物流センターで働くスタッフの「出産後も働きたいが預け先がない」という声に応え、企業主導型保育園「つむぎ保育園」を開園。その後、認可小規模保育園「かなで保育園」、児童発達支援「がじゅまるきっず」へと発展し、仕事と子育ての両立を一体で支える仕組みをつくっています。

企業主導型・認可小規模・児童発達支援の違いを押さえる

保育・療育業界を理解する第一歩は、制度の違いを把握することです。企業主導型保育園は、企業が主体となって設置する保育園で、従業員枠と地域枠を持ち、柔軟な運営がしやすい特徴があります。認可小規模保育園は自治体の認可を受け、0〜2歳児を少人数で預かる施設。財政的安定性や保育水準がポイントです。児童発達支援は、発達に課題のある未就学児を対象とした通所支援で、保育と療育の専門性が求められます。TLSはこの3つを連携させ、家庭を多面的に支えています。

なぜ物流会社が保育園・療育園をつくったのか

TLSは物流オペレーション事業からスタートした会社です。女性スタッフが多い現場で、結婚・出産を機に離職せざるを得ない状況が続いていました。「子どもを預けられたら働き続けられるのに」という声に、同社は本気で向き合い、自社で保育園を開園する決断をしました。さらに、保育の現場で見えてきた療育ニーズに応え、児童発達支援事業にも挑戦。「世の中の課題解決に挑戦していく」というミッションを、現場起点で具体化したのがワークサポート事業なのです。

保育士・児童指導員としてのキャリアパスの考え方

保育・療育分野で長く働くには、自分のキャリアパスをイメージしておくことが重要です。たとえば、
・0〜2歳児保育の専門性を高める
・企業主導型と認可園の両方を経験し、運営側にステップアップする
・保育から療育へ、あるいは療育から保育へと領域を広げる
・園長・管理者として組織づくりに携わる
といった道があります。TLSのように、保育園と児童発達支援を併設する法人では、子どもの成長ステージや家庭のニーズに沿って関わり方を変えられるため、専門性と視野の両方を広げやすい環境と言えます。

「第2のわがや」かを見極める園カルチャーのチェックポイント

長く働ける園かどうかは、制度だけでなくカルチャーに表れます。見極めのポイントは、
・上下関係より「チーム」で動いているか
・園長やリーダーが現場の意見を聞き、改善しているか
・職員同士のコミュニケーションが明るく、遠慮なく相談できる雰囲気か
・子ども・保護者・スタッフの三者にとって居心地のよい場を意識しているか
TLSの園では「第2のわがや」「わいわいがやがやテキパキと」を掲げ、保育士同士が上下関係に縛られず、互いの個性を活かす文化づくりに取り組んでいます。

園見学で使える質問例とチェック観点

園見学では、以下のような質問が職場理解に有効です。
・保育・療育の方針を一言で表すと?
・職員同士で意見が分かれたとき、どう決めていますか?
・新しく入った職員へのフォロー体制は?
・子育て中の職員のシフトや急なお休みへの対応は?
・キャリアアップの支援や配置転換の実績はありますか?
質問への答えだけでなく、「誰が」「どのような表情で」「どのくらい具体的に」話してくれるかも重要な判断材料です。

「ここなら長く働けそう」と感じられる会社の共通点

子育てと仕事を両立できる環境には、いくつかの共通点があります。
・経営層が現場の声を起点に事業をつくっている
・理念(例:TLSの「感謝・誠意・探究」)が日々の運営に反映されている
・働きやすさとサービス品質を両立させようとしている
・ライフイベントを理由にキャリアを諦めさせない仕組みがある
・保育・療育を通じて地域や社会への貢献を意識している
こうした視点で園や法人を見ていくことで、自分にとっての「第2のわがや」を見つけやすくなります。