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保育・療育業界のリアルを知る業界研究|「つむぎ保育園」「かなで保育園」から見える働き方の新常識

企業主導型保育 , 保育業界動向 , 働く保護者支援 , 児童発達支援 , 小規模保育園

2026.05.19

保育・療育業界のいま起きていること

少子化が進む一方で、共働き世帯の増加により保育ニーズは依然として高く、待機児童や「保育の質」の課題は続いています。加えて、発達特性やグレーゾーンの子どもへの支援=療育ニーズも拡大し、保育と療育が連続した支援として求められる時代になりました。現場では、人手不足・長時間労働・高い書類負担が問題視される一方で、働き方改革や小規模・多機能型の園づくりなど、新しい取り組みも生まれています。今後、保育者には「預かる」だけではなく、家庭・地域・専門職と連携しながら、子どもと保護者を包括的に支える視点がより重要になります。

企業主導型と自治体認可保育園の違い

「つむぎ保育園」は企業主導型、「かなで保育園」は自治体認可の小規模保育園です。両者は似ている点もありますが、主な違いは次の通りです。

  • 設置主体:企業主導型は企業・法人主体、認可は自治体の制度枠組みの中で運営
  • 利用対象:企業主導型は自社従業員+地域枠、認可は地域の保護者が中心
  • 運営の自由度:企業主導型は保育時間や連携の設計が比較的柔軟
  • 保護者負担:認可は自治体が保育料を決定、企業主導型は園が設定

TLSは両方を運営することで、多様な家庭事情に応じた受け皿を用意し、仕事と子育ての両立支援を広く実現しています。

TLSのワークサポート事業がめざす役割

TLSは物流現場の「子どもを預けられたら働き続けられるのに」という声から、2019年に企業主導型の「つむぎ保育園」を開園しました。その後、自治体認可の「かなで保育園」、児童発達支援「がじゅまるきっず」へと展開し、保育と療育を一体で支える体制を整えています。背景にあるのは、「1日でも長く働き続けられる環境をつくる」という会社全体のミッションです。働く保護者の生活と子どもの成長、そして地域の療育ニーズまで視野に入れることで、「仕事と子育て」「発達支援」を切り離さず支えることを目指しています。

「第2のわがや」と上下関係に縛られない職場づくり

園づくりのコンセプトは「第2のわがや」と「わいわいがやがやテキパキと」。子どもと保護者にとって安心できる場所であると同時に、保育者にとっても自分らしく働ける居場所であることを重視しています。特徴的なのが、上下関係に縛られない風土です。園長自身が保育士資格を独学で取得した経験から、現場の声を尊重し、年次や肩書きよりも「子どものためにどうしたいか」という想いを軸に話し合う文化をつくっています。これにより、若手保育士でも意見を出しやすく、保育のアイデアを形にしやすい環境が整えられています。

療育ニーズの高まりと「がじゅまるきっず」の役割

保育の現場では「気になる子」への対応が年々増えています。TLSは、つむぎ・かなででの保育を通じて療育ニーズの大きさを実感し、専門性を持つ先生と連携して児童発達支援「がじゅまるきっず」を開設しました。同じ建物内に保育園と療育施設があることで、保護者は発達相談から日々の支援まで一貫したサポートを受けやすくなります。保育者にとっても、療育の視点や専門職からのフィードバックを学べる環境があり、「保育×療育」のスキルを磨きながら子ども一人ひとりに合った関わりを深めていくことができます。

見学でチェックしたいポイントと志望動機のヒント

園見学では、施設のきれいさだけでなく、次のような点に注目すると現場のリアルが見えます。

  • 子どもと保育者の表情が安定しているか、笑顔が自然か
  • 職員同士が名前で呼び合い、相談しやすい雰囲気か
  • 保育・療育の方針が言語化され、全員で共有されているか
  • 保護者とのコミュニケーションの取り方(連絡帳・送迎対応など)

志望動機を考える際は、「第2のわがや」「上下関係に縛られないチーム」「保育と療育の連携」といったキーワードを、自分の経験・価値観と結びつけて語ると、単なる「子どもが好き」から一歩踏み込んだ説得力のあるメッセージになります。