「手続き屋」で終わらせない、大手前総合労務管理事務所の仕事像
社会保険労務士法人と聞くと、「届出や手続きを正確にこなす仕事」というイメージが強いかもしれません。もちろん、社会保険・労働保険の手続きは私たちの土台ですが、それはゴールではなくスタートです。
大手前総合労務管理事務所が目指しているのは、「人事労務の総合商社」として、中小企業の経営者を技術的・精神的に支える存在。法改正、人口減少、採用難といった変化の中で、単なる代行業ではなく、「いい会社づくり」に伴走するパートナーであることを重視しています。
ミッションとカルチャーにある「中小企業のおっちゃんを助ける」という原点
当所の根っこにあるのは、「中小企業のおっちゃんたちを助ける」という現場目線です。複雑な制度や頻繁な法改正に振り回されがちな経営者に寄り添い、「それ、アカンやん」に気づき、行動を一緒に変えていくことを大切にしています。
社労士業をサービス業と捉え、「元気と安心を提供する」ことが行動基準です。1担当者1企業制で、メールやクラウドだけに頼らず、顔の見える関係を続けているのもそのため。効率と同じくらい、人と人との信頼関係を重んじるカルチャーです。
入社1〜3年:実務の「型」を身につけ、人事労務の全体像をつかむ時期
最初の数年は、社会保険・労働保険の手続きや給与計算など、いわば「社労士の基礎体力」を身につけるフェーズです。入退社手続き、算定・年度更新、高年齢雇用継続給付に関するシミュレーションなどを通じ、企業と従業員を支える仕組みを体感します。
同時に、1担当者1企業として、電話・訪問・オンラインを組み合わせながら顧客と接点を持ちます。ここで「法律知識」と「人として正しい判断」、双方を鍛え、単なる書類作成ではない“相談される存在”への土台をつくっていきます。
3〜7年目:コンサルティングや研修、bpbpなど「手続きの先」に踏み出す
基礎が固まったメンバーは、より踏み込んだ人事労務コンサルティングに挑戦します。就業規則や人事制度、労務リスクの洗い出し、法改正対応の提案など、経営者と同じ目線で「いい会社とは何か」を議論する場が増えていきます。
また、職場のマナーやコミュニケーションを扱う「気付きのマナー研修」、bpbp(社長から大切な人へのバースデープレゼント)といった、感情や思いやりに踏み込む独自サービスにも関わります。数字と条文だけでなく、「人の気持ち」を扱う力が求められるステージです。
10年目以降:顧問先の「人事労務パートナー」として事務所の未来をつくる
経験を重ねたメンバーは、顧問先の経営者から「困ったらまず相談する相手」として位置づけられるようになります。採用難・人手不足、シニア雇用、多様な働き方など、企業の中長期課題に対して、法令順守と経営戦略の両面から提案していきます。
所内では、若手の育成や業務改善、新サービスの企画にも関わります。30年以上積み上げてきた「コテコテ」の人間関係と歴史を大切にしながら、IT化や新しい働き方にも挑戦し、「変えてはいけないもの」と「変えるべきもの」のバランスを取る役割です。
3年後に目指す姿:「ここまでできるようになる」チェックポイント
入社3年をひとつの目安にすると、次のような状態を目標にしています。
- 主要な社会保険・労働保険手続きを一通り、自走して対応できる
- 担当企業を持ち、日々のちょっとした相談に自分の言葉で答えられる
- 法改正情報をキャッチし、「この顧客にはこう影響する」と整理できる
- 簡単な社内研修や勉強会で、実務ポイントを人に伝えられる
- 「あの担当者なら安心」と顧客から名前で信頼されている
このラインを超えると、「手続きの人」から「伴走者」への景色が、ぐっと変わって見えてきます。