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【社長インタビュー】創業30年以上の社労士法人が大切にしてきた「三方善」の働き方とは?

情報セキュリティ体制 , 社会保険労務士法人 , 経営理念 , 賃金シミュレーション , 高年齢雇用

2026.04.06

創業30年以上の社労士法人が「三方善」にたどり着くまでのストーリー

1992年、社会保険労務士事務所および労働保険事務組合での経験を経て、太田惠子は個人事務所として独立しました。現場で感じていたのは、「法律どおり」に処理しても、会社と社員、そしてその家族が本当に幸せになるとは限らない、という違和感でした。2010年に法人化し、企業規模が広がるなかで、「会社にとって正しい」だけでも、「社員にとってやさしい」だけでも足りない。双方に関わる人々まで含めた“三方”が、長く安心していられる状態をつくることが、自分たちの存在意義だと明確になっていきます。その考えが結晶化したのが「三方善」。お客様、事務所、そしてその先にいる人々すべてにとっての「善」を同時に満たすことを、意思決定の基準に据えるようになりました。

ロゴマークに込めた『三方善』を、日々の仕事でどう“翻訳”しているか

3つの輪が重なるロゴマークは、「事務所・お客様・その先にいる人々」が少しずつ力を出し合い、一つの輪になっていく姿を表しています。これは単なる理念ではなく、日々の判断軸として具体的に“翻訳”されています。例えば、手続き代行では「早く・正確に」は当然として、その先にいる社員の生活設計や、将来の人事制度変更まで見据えて提案を行います。給与計算や社会保険の算定処理では、「今回だけうまくいく」方法ではなく、「数年後も現場が運用しやすいか」を重視します。また、研修や実務者支援でも「知識を教える」だけでなく、「社内で継続して活かせる仕組み」づくりまで踏み込む。ロゴの3つの輪は、そうした姿勢をスタッフ一人ひとりに思い出させる道標になっています。

高齢社員の賃金シミュレーションにみる「会社も社員も納得」のつくり方

高年齢雇用の相談では、「会社はコストを抑えたい」「社員は生活を守りたい」という、どちらも正当な思いがぶつかります。当事務所が大切にしているのは、「どちらかが我慢する」解決ではなく、数字と対話を通じて“納得”をつくることです。ある企業では、定年後再雇用の賃金水準があいまいなまま運用され、不満と不安が蓄積していました。そこで、年金や社会保険料、手取り額の推移まで含めたシミュレーションを個別に実施し、会社側にも総人件費の見通しを提示。結果として、「この水準なら生活が描ける」と社員が理解し、「この範囲なら制度として続けられる」と会社も腹落ちできるラインを共同で設計しました。「三方善」は、こうした具体的な数字と説明責任によって支えられています。

なぜあえてISO27001を取得したのか――見えにくい安心を形にする挑戦

2015年に取得した情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」は、社労士事務所としては大きなチャレンジでした。きっかけは、「大切な個人情報を預かる立場として、当たり前の安心を“見える化”したい」という思いです。手間やコストを考えれば、必須ではない選択でした。しかし太田は、「お客様が気付かないところで、どれだけ本気で守っているか」が信頼の土台になると考えました。文書管理・アクセス権限・教育体制まで一つひとつルール化し、全スタッフで運用を徹底する過程は決して楽ではありませんでしたが、「自信を持って『大丈夫です』と言えるようになった」と現場の安心感は大きく変わりました。ここにも、「三方善」を支える目に見えにくい努力があります。

社長がスタッフにかけ続けている言葉と、失敗したときのリアルなフォロー

太田が日々スタッフに伝えているのは、「一人で抱え込まないこと」と「迷ったら、お客様とその先の人の顔を思い浮かべよう」という言葉です。複雑な案件ほど、チームで知恵を出し合う文化を大切にしています。失敗が起きたときも、個人を責めるのではなく「なぜ起きたか」「同じことを防ぐには何を変えるか」を一緒に考えるスタイルです。具体的には、・事実関係を整理し、影響範囲をお客様と共有・所内でプロセスを振り返るミーティングを実施・マニュアルやダブルチェック体制を改善という流れを徹底します。「ミスをゼロにする」こと以上に、「ミスを力に変えられるチームであること」を重視しているため、若手も安心して挑戦しやすい環境が育っています。

「こんな人と一緒に三方善をつくりたい」社長が語るメンバー像

当事務所が一緒に働きたいと考えるのは、単に「社労士の仕事がしたい人」ではありません。太田が挙げるキーワードは、次の3つです。・目の前の手続きの向こう側にいる「人」を想像できる・正確さと同じくらい、説明のわかりやすさを大事にできる・自分一人で抱え込まず、チームでより良い答えを探せる法律は常に変わり、企業の事情も一社一社違います。その中で「これなら三方とも幸せになれる」と胸を張れる答えを探すには、粘り強さと好奇心が欠かせません。経験の有無よりも、「三方善」という価値観に共感し、自分の成長とお客様の成長を重ねて考えられる方と、一緒に仕事をしていきたいと考えています。

応募前に確認してほしい“現場リアル”リサーチポイント

「ここで働くイメージ」をより具体的に持っていただくために、応募前に次のようなポイントをぜひHPで確認してみてください。

  • 事務所の沿革:創業から法人化、ISO27001取得に至るまでの歩み
  • 事業内容:社会保険・労働保険手続き、給与計算、高年齢雇用支援など、関われる業務の幅
  • 代表メッセージや理念:ロゴに込めた「三方善」の意味や、組織づくりへの考え方
  • 研修や実務者支援の実績:どのようなスタンスで企業をサポートしているか

画面越しの情報からも、「この事務所は誰のために、どんなスタンスで仕事をしているのか」が伝わってくるはずです。そのうえで、「自分はここでどんな三方善をつくれるだろうか」とイメージしていただければ、ミスマッチの少ない出会いにつながると考えています。