「訪問はひとり」でも「チームで看る」ARIAのスタイル
小児訪問看護は原則ひとりでご自宅を訪問しますが、ARIAでは「1人で戦わない」を合言葉に、常にチームで支える体制を整えています。看護を「医療行為」だけでなく「人生に寄り添うこと」と捉え、子どもと家族の価値観を出発点にケアを設計。医療的ケア児から発達神経症の子どもまで、成長段階や家庭・学校・地域とのつながりを見据えた支援を行っています。現場では、対話とICTを組み合わせることで、離れていてもすぐ相談できる安心感を生み出しています。
LINE・オンラインカンファ・電子カルテで実現するリアルタイム連携
ARIAの強みは、訪問中もスタッフがリアルタイムに相談・共有できるICT環境です。主な仕組みは次のとおりです。
・LINEグループ:症状の変化やケアの判断に迷った際、写真や動画も含めて即相談し、多職種で検討。
・オンラインカンファレンス:Zoom等を用い、医師や療育・学校関係者も交えてケース検討を実施。
・電子カルテ:訪問後すぐに記録し、他のスタッフが即時に閲覧。状態変化や支援方針をチームで素早く共有し、「点」ではなく「線」で子どもの物語を追える体制を築いています。
ある1日のスケジュール例で見る訪問看護の流れ
訪問未経験の方がイメージしやすいよう、1日の流れの一例を紹介します。
・8:30出社・ミーティング:夜間の変化共有、当日の訪問ルート確認。
・9:00〜12:00午前の訪問2〜3件:吸引・経管栄養・発達支援などを実施。必要に応じてLINEで相談。
・12:00〜13:00記録・昼休憩:電子カルテ入力、オンラインで情報共有。
・13:00〜16:00午後の訪問2〜3件:学校訪問やリハビリ同行なども。
・16:00〜17:30記録・ケース共有:気づきをチームに共有し、翌日以降の支援に反映。ひとりで抱え込まずに振り返れる時間を確保しています。
新人が安心して現場デビューできるOJTとサポート体制
訪問未経験の看護師・セラピストに対しては、段階的なOJTを行います。
・ステップ1:座学と同行見学で、ARIAの理念と小児訪問看護の特徴を理解。
・ステップ2:先輩とペアで訪問し、観察・記録・家族とのコミュニケーションを経験。
・ステップ3:簡単なケアから一部を担当し、判断が必要な場面はすぐにオンラインで先輩に相談。
このプロセスを通じて、「突然ひとりにされる」ことなく、自信とスキルを少しずつ積み上げられる仕組みになっています。
ケースカンファレンスと振り返りの進め方
ARIAでは、1件ごとの訪問を「やりっぱなし」にせず、チームで振り返る文化があります。定期的なケースカンファレンスでは、
・子どもと家族が大切にしていること
・最近の状態変化と背景要因
・家庭・学校・地域とのつながりの状況
を共有し、支援方針を更新します。訪問後のミニ振り返りでは、「うまくいった点」「次に試したいこと」を簡潔に記録。できない理由より「どうすればできるか」を考えるスタイルで、スタッフ同士が学び合いながらケアの質を高めています。
見学・同行体験を通じて「自分ごと」としてイメージする
小児訪問看護に興味はあっても、「自分にできるか不安」という声は少なくありません。そのためARIAでは、見学・同行体験を通じて、実際の1日やICT連携の様子を体感できる機会を設けています。
・ステーションでの朝のミーティング見学
・先輩スタッフとの同行訪問
・オンラインカンファレンスの見学
などを通じて、子どもや家族との距離感、チームの雰囲気、「1人で戦わない」仕組みを自分の目で確認できます。
応募前に確認しておきたいポイントと心構え
小児訪問看護を検討する際は、次の点を事前に確認しておくと安心です。
・小児・発達支援への取り組み方や対象年齢
・ICTツール(LINE・電子カルテ等)の活用度合い
・新人教育の流れと同行期間の目安
・多職種連携や学校・行政との協働の実態
そのうえで、「子どもと家族の物語に長期的に伴走したい」「チームで学び続けたい」という思いがあれば、専門領域の経験年数にかかわらず成長していけるフィールドです。ARIAのような環境であれば、訪問未経験からでも一歩を踏み出しやすいでしょう。