採用メディア発信サイト

仕事のこと

社長の“覚悟”を見極める仕事って?ベンチャーeco倶楽部・ないかんMeetup運営の舞台裏

IPO・ガバナンス , IPO準備 , イベント運営 , ファシリテーション , 経営者コミュニティ

2026.04.20

「場づくり」ではなく、社長の覚悟を引き出す仕事

マルコ・ポーロが運営する「ベンチャーeco倶楽部」や「ないかんMeetup」の運営担当は、単なるイベント事務局ではありません。テーマ設定から当日の進行設計、事後のフォローまで一貫して、「社長の覚悟と課題感をどう引き出すか」を軸に動きます。参加者が本音を話せる空気をつくり、ガバナンスやIPOといった少し硬いテーマを、自社のリアルな悩みと結びつけてもらうことがゴール。そのため、運営担当には「段取り力」だけでなく、「問いを立てる力」「経営者の目線を想像する力」が求められます。

イベント企画・コンテンツ設計の実際の動き

企画段階では、まず「いま関西のベンチャーがどこでつまずいているか」を整理します。例えば、ある回では「常勤監査役が孤立している」という声から、監査役と社長のコミュニケーションをテーマに設定しました。運営担当は、・狙いたい学び・気づき・話してもらうべき失敗例と成功例・ディスカッションで深掘りしたい論点を言語化し、プログラムに落とし込みます。「なんとなく良い話」で終わらせず、参加者が翌日から行動を変えられる構成にするのがポイントです。

登壇者調整とファシリテーションという裏方仕事

登壇者調整では、単にスケジュールを合わせるだけでなく、「その人だから話せる経験」を具体的に引き出します。事前打ち合わせでは、・どの失敗をあえてさらけ出すか・どんな問いを投げれば社長の本音が出るかをすり合わせ、当日の流れを共に設計します。当日はファシリテーターとして、話が抽象的になりすぎたら具体例に戻し、逆に事例だけで終わりそうならガバナンスや資本政策の観点へ橋渡し。運営担当が「聞き役」と「論点整理役」を同時に担います。

コミュニティ運営で大切にしている視点

「ベンチャーeco倶楽部」や「ないかんMeetup」は、一度きりのイベントではなく、監査役・内部監査・経営者が継続的に学ぶコミュニティです。運営担当は、・毎回の振り返りからテーマの変化を捉える・参加者同士のつながりを橋渡しする・登壇者と参加者の「その後」の対話を促すといった役割を担います。社長や監査役が、次の挑戦や悩みを安心して持ち込める「セーフティネット」をつくることが、コミュニティ運営のゴールと言えます。

企画職・人事・営業から転身しやすい理由

運営担当の仕事は、イベント経験よりも「人と組織の変化をつくる仕事」をしてきた人と相性が良い仕事です。例えば、・企画職で、顧客ニーズから企画を組み立ててきた経験・人事で、研修や制度を通じて組織づくりに関わってきた経験・営業で、経営課題を聞き出し提案してきた経験などは、すべてコンテンツ設計やファシリテーションに直結します。「ベンチャーやIPOの専門家」である必要はなく、「相手の本音を引き出し、形にする力」があればスタートできます。

未経験でも今日からできる“運営職の第一歩”

今日から試せる第一歩としては、次のようなトレーニングがあります。・参加したイベントを「良かった/イマイチ」で終わらせず、-どの問いが場を動かしたか-どの構成が集中力を保っていたかをノートにまとめて分析する・SNSで、自分なりの学びや気づきを「一言の感想」ではなく、- 背景- 得た示唆- 明日からの行動の3点セットで発信する・日常の会話で「なぜそう思うのか?」と一歩深く聞く習慣をつけ、質問力を鍛えるこうした小さな実践が、「ただイベントが好き」から「ベンチャーの成長を支える運営職」への土台になります。