「ベンチャー=軽い儲け話」ではない世界をつくる
マルコ・ポーロ合同会社が向き合っているのは、「ベンチャー=一攫千金狙い」という誤解です。私たちは、社会課題の解決に本気で挑む起業家と並走し、事業成長の裏側にあるガバナンスや資本政策を整えることで、ベンチャーの価値を正しく社会に伝えることを使命としています。IPOはゴールではなく、起業家が描く世界観を実現するための戦略的な手段。その前提に立つことで、「上場さえすればいい」という短期目線ではなく、上場後も持続的に成長し続ける企業づくりを支援しています。関西を拠点に、ベンチャーを取り巻くエコシステムそのものを変えていくことを目指しています。
IPOを「目的化」させない──羅針盤としてのプロジェクトマネジメント
現場でまず行うのは、「なぜIPOなのか?」を経営者と徹底的に言語化することです。売上目標や時価総額ではなく、事業の存在意義、社会課題へのアプローチ、上場後に実現したい状態まで掘り下げます。そのうえで、IPOを手段として位置づけ、資本政策・ガバナンス・内部統制のロードマップを設計します。プロジェクトでは、社長の意思決定を尊重しつつも、必要な場面では「それは本当に理念実現につながるか」を問い直します。結果として、途中でIPO以外の道を選ぶケースもありますが、それも含めて「覚悟を軸にした意思決定」を支えるのがマルコ・ポーロの役割です。
リアルな支援ストーリー──ガバナンスが事業の「攻め」に変わる瞬間
例えば、あるBtoB SaaSベンチャーでは、急成長の裏で稟議フローや権限規程が追いつかず、受注機会を逃す事態が起きていました。マルコ・ポーロは、監査役・内部監査・経営企画を巻き込み、IPO基準に耐えうる統制フローを再設計。承認プロセスの透明性を高めつつ、現場が動きやすい「守りと攻めの仕組み」を構築しました。結果として、営業現場は迷いなくリスクを判断できるようになり、金融機関や大企業との取引もスムーズに拡大。ガバナンスは「縛るルール」ではなく、「企業価値を高めるためのインフラ」として機能し始めました。こうした変化の瞬間を、現場でともに創っていくのが私たちの仕事です。
なぜ「社長の覚悟」からチェックするのか
マルコ・ポーロが最初の面談で確認するのは、事業計画の数字よりも「社長の覚悟」です。上場準備は、想定外のコスト増、体制変更、上場審査からの厳しい指摘など、たくさんのハードルが現れるプロセスです。そのたびに方針がぶれるようでは、IPO後の持続的成長は望めません。だからこそ、「どこまでやり切れるか」「理念を守るために何を手放せるか」といった問いを投げかけ、対話を重ねます。覚悟が定まった経営者ほど、ガバナンスや資本政策の議論も深まり、チームも一枚岩になります。この「覚悟を見極め、支える」姿勢に共感できるかどうかが、マルコ・ポーロで働くうえで重要なポイントです。
エコシステムをつくる──監査役・内部監査コミュニティの現場
私たちの仕事は、個社のコンサルティングにとどまりません。ベンチャー監査役の会や「ないかんMeetup」といったコミュニティを立ち上げ、常勤監査役や内部監査担当者同士が学び、悩みを共有できる場を運営しています。IPO準備の現場では、経営陣と監査・管理部門との距離感が難しく、孤立しがちなポジションが生まれます。そこに横のつながりをつくり、「機能するガバナンス人材」を増やすことが、結果的に関西全体のベンチャーの質を底上げすると考えています。企業の外にも視野を広げ、仕組みそのものを変えていきたい人にとって、やりがいの大きいフィールドです。
マルコ・ポーロで活躍しやすい人のチェックリスト
マルコ・ポーロでの仕事に関心がある方は、次のような項目を自己整理してみてください。
- 「ベンチャー=軽いノリ」というイメージを、自分の仕事で変えていきたい
- IPOやガバナンスを、制度ではなく「企業価値を高める仕組み」として設計したい
- 社長と正面から議論し、ときには耳の痛いことも伝えられる職業倫理がある
- 法務・会計・会社法・金融などの知見を、現場の意思決定に翻訳することに興味がある
- 個社支援だけでなく、コミュニティづくりやエコシステム構築にも関わりたい
- 答えのないテーマに対して、自分なりの問いを立てて粘り強く考え続けられる
これらにいくつか当てはまるなら、マルコ・ポーロの仕事は、あなたのキャリアや価値観と強く響き合う可能性があります。ベンチャーの羅針盤として、「社会課題に本気で挑む企業」をともにつくっていく仲間を求めています。