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ベンチャーという「未知の航海」を支える。マルコ・ポーロが貫く、覚悟のガバナンス

IPOガバナンス , ベンチャー経営支援 , 監査役・内部監査 , 社長との対話 , 資本政策設計

2026.04.10

朝9時、社長室のドアを叩くまで──“覚悟”を見に行く最初の30分

9時前、まず確認するのは決算数値でも株価シミュレーションでもなく、「今日どこまで経営者と踏み込んだ話ができるか」です。メールの未読をざっと流し見し、その日の論点を一言で整理します。「資本政策の再設計」「常勤監査役の役割整理」など、社長に投げかける“起点の問い”を決めてから訪問に向かいます。社長室のドアを叩くときに見ているのは、表情・声のトーン・最初の一言。そこに、上場を単なるイベントと考えているのか、理念実現の戦略的手段として捉えているのかがにじみ出ます。マルコ・ポーロの1日は、この“覚悟”の温度を測るところから始まります。

午前の社長対話:ルールではなく「暴走しない成長エンジン」を一緒に描く

午前は社長との1対1の対話が中心です。テーマは「何を禁止するか」ではなく、「どこまで攻められるようにしておくか」。たとえば、・ストックオプションを誰にどれだけ配るか・社外取締役にどこまで口を出してもらうかといった論点を、単なる制度設計ではなく「暴走しない成長エンジン」として組み立てます。代表・黒坂は、銀行・法務の実務感をベースに、リスクの線引きを一緒に描きながら「ここまでやる覚悟はありますか?」と問い続けます。数字だけを整えるのではなく、社長の世界観に合ったガバナンス像を共同編集していく時間です。

昼下がりの分岐点会議:数字がYESでも、覚悟がNOなら提案を止める

午後のボードミーティングや資本政策会議では、「やろうと思えばできる」案件が机に上ります。増資、上場タイミングの前倒し、大型調達──エクセル上はすべてYESに見えるケースも少なくありません。マルコ・ポーロが大事にするのは、ここで無条件にGOを出さないこと。IR負荷、内部統制の整備度合い、監査役・内部監査のリソースなどを冷静に並べたうえで、最後に見るのはやはり社長の覚悟です。「この負荷を3年続けても、理念はぶれませんか?」という問いに、真正面から答えてもらえないときは、あえて提案を止めることもあります。短期の華やかさより、上場後も続く航路を優先する分岐点です。

夕方の仕組み編集タイム:ブレーキ役を孤立させないガバナンス設計

夕方は、監査役や内部監査担当者と向き合う時間です。ここでの仕事は「仕組みをつくる」というより、「既にある組織の動きを編集する」に近いもの。・社長に言いにくいことを、誰が・どの場で・どう伝えるか・内部監査が“嫌われ役”で終わらないための会議体設計・監査役コミュニティ(ベンチャー監査役の会/ないかんMeetup)での情報共有といった具体的な導線を整え、ブレーキ役が孤立しない環境をつくります。ガバナンスを「止める装置」にしないために、守りと攻めが同じテーブルで対話できる場づくりに時間をかけるのが、マルコ・ポーロ流です。

一日の終わりに残るのは、エクセルではなく「社長の一言」だったりする

1日が終わるころ、手元には議事録案やスプレッドシートがいくつも残ります。ただ、翌日の行動を決める本当の材料は、ふとした場面で出た社長の一言です。「この事業が社会から必要とされなくなったら、上場なんて意味がない」「監査役には、最後の最後まで嫌われ役でいてほしい」こうした言葉から、その会社の“航路”が具体的に見えてきます。マルコ・ポーロの仕事は、数字や条文だけではわからない、経営者の覚悟の輪郭をつかみ、それに沿うガバナンスと資本政策に落とし込んでいくプロセスの連続です。

あなたならこの場でどう動く? 現場からの3つの問いかけ

マルコ・ポーロの現場では、「自分ならどうするか」を常に問われます。例えば、次のようなシーンを想像してみてください。1. 上場スケジュールを前倒ししたい社長に対し、内部統制は明らかに未整備なとき、あなたならどんな順番で話を切り出しますか。2. 社外取締役が社長に遠慮して発言できていない会議で、場の力学を変えるためにどんな提案をしますか。3. 「監査役には口を出してほしくない」という若い経営者に出会ったとき、どのような問いで対話を始めますか。これらに正解はありません。ただ、「数字が合っていればよい」という発想だけでは立ち向かえない問いが、日常的に飛び交う仕事です。

応募前に確かめてほしいカルチャーフィット質問リストと、カジュアル面談でのおすすめテーマ

マルコ・ポーロに関心を持ったら、まずは自分とのフィット感を確かめてみてください。例えば、次のような問いを自分に投げかけてみると、相性が見えやすくなります。・「正しいこと」と「好かれること」が両立しない場面で、どちらを優先してきたか。・短期的な成果より、「5年後の組織の健全さ」を語る仕事にワクワクできるか。・ルールを作るより、「人が動きやすくなる仕組み」を考えるのが好きか。カジュアル面談では、・これまで見てきた“覚悟ある社長”と“危うい社長”の違い・実際にIPOを断念・延期した案件での意思決定プロセス・監査役・内部監査コミュニティを運営する意図と、そこで得られる学びといったテーマを遠慮なく聞いてみてください。現場の温度感を確かめたうえで、「自分もこの航路の設計に関わりたいか」をゆっくり考えていただければ十分です。