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仕事のこと

IPOコンサルタントの1日密着:ベンチャーの羅針盤として働く仕事を、具体的なスケジュールと案件事例で徹底解剖

コーポレートガバナンス , スタートアップ支援 , 上場準備 , 内部統制整備 , 資本政策

2026.04.07

1. IPOコンサルタントの「航海図」を開く:1日の動きを俯瞰する

IPOコンサルタントの1日は、「社長の意思決定を支える時間」と「ステークホルダーを束ねる時間」の往復です。関西のベンチャーを中心に、マルコ・ポーロでは、IPOをゴールではなく「起業理念を実現するための手段」と捉え、朝から晩まで社長の覚悟と向き合います。典型的な流れは、午前はトップ層との方針確認、午後は監査法人・証券会社との調整と資料づくり、夕方以降は管理部門や内部監査との実務すり合わせ。単発の助言ではなく、数年単位の航海を伴走しながら、資本政策・ガバナンス・内部統制を一体で設計していく仕事です。

2.09:00〜12:00朝の“羅針盤合わせ”:社長・CFO・監査役と進路をそろえる

午前中はオンライン・対面を問わず、経営トップとのミーティングが中心です。たとえば、9:00から社長・CFO・監査役との定例会で、直近のKPI、資本政策の前提となる事業計画、監査法人からの指摘状況を整理し、「今週、何を決めるべきか」を明確にします。IPOスケジュールの見直し、取締役会・株主総会の議案設計、社外役員候補の検討など、意思決定テーマは多岐にわたります。マルコ・ポーロでは、単にタスクを並べるのではなく、「社長の覚悟がぶれない順番か」「会社法・金商法上のリスクはないか」を同時にチェックし、進むべき航路を更新していきます。

3.13:00〜16:00午後は「仕込みの時間」:監査法人・証券会社との水面下調整と資料づくり

午後は、監査法人・主幹事証券とのコミュニケーションと、その裏側の資料作成が中心です。監査法人との打合せでは、決算早期化の計画、内部統制の整備状況、会計処理方針の論点などを整理し、経営陣に持ち帰る論点を抽出します。証券会社とは、想定時価総額、上場市場の選択、株主構成のあり方などを議論しながら、資本政策シミュレーションを回します。これらを踏まえ、社内向けの説明資料や取締役会資料のドラフトを作成。マルコ・ポーロのコンサルタントは、法務・会計・ファイナンスをつなぐ「翻訳者」として、各プレイヤーの専門用語を、社長が判断しやすい言葉に置き換えていきます。

4.16:00〜19:00現場とルールをつなぐ:管理部長・内部監査との実務すり合わせ

夕方以降は、管理部長・経理責任者・内部監査担当者との具体的な実務設計に踏み込みます。たとえば、社内規程の改定スケジュール、稟議フローの見直し、内部監査計画の策定、取締役会資料のフォーマット統一などを、現場の工数と両立しながら決めていきます。マルコ・ポーロは「ガバナンスを動かす人」を支えることを重視し、監査役コミュニティやないかんMeetupの知見も踏まえて、ベンチマーク事例を提供します。単にチェックリストを渡すのではなく、「この会社の規模・フェーズなら、どこまでやれば機能するか」を一緒に設計する点が、実務家としての腕の見せ所です。

5.ある案件の全体像で見る「IPO準備のロードマップ」:着手〜上場までの関与ポイント

典型的な案件では、上場3〜4年前の「プレIPO」段階から関与します。初年度は、事業計画と資本政策の骨組みづくり、取締役会の体制設計、監査法人・証券会社の選定支援が中心。2年目以降は、四半期決算体制の構築、社内規程・内部統制の整備、常勤監査役や社外取締役の機能化に踏み込みます。申請期には、Ⅰの部・ガバナンス報告関連のストーリーづくりや、審査対応の論点整理まで並走。各フェーズで「どこまで整っていれば次に進めるか」を明示し、社長の覚悟とリソース配分を調整するのが、マルコ・ポーロのIPOコンサルタントの役割です。

6.どんな力があれば戦えるか:現場で評価されるスキルと未経験者の伸び方

現場で評価されるのは、資格よりも「翻訳力」と「伴走力」です。具体的には、・会社法・金商法・会計の基本を押さえたうえで、平易な言葉に置き換える力・社長・CFO・監査法人・証券会社など、立場の異なる人の本音を聞き出す対話力・論点を3つ程度に絞り、決めるべき順番を示すプロジェクトマネジメント力未経験でも、銀行・証券・監査法人・事業会社管理部門などの経験を土台に、「なぜこのルールがあるのか」を自分の言葉で説明できるようになることが成長の出発点です。実務書だけでなく、実際の上場企業の有価証券報告書やコーポレートガバナンス報告書を読み込み、ストーリーとして理解する姿勢が求められます。

7. マルコ・ポーロに挑戦する人のための準備チェックリスト:応募前6テーマ

マルコ・ポーロでIPOコンサルタントに挑戦したい人は、次の6テーマを自己点検しておくと強みになります。1. ベンチャー経営の基礎理解:スタートアップの資金調達・事業モデル・意思決定プロセスを説明できるか。2. 法務・会社法の素地:取締役会・株主総会・社外役員・監査役の役割を整理して語れるか。3. 会計・財務リテラシー:PL・BS・CFと資本政策(株式・ストックオプション)のつながりを理解しているか。4. ガバナンスへの問題意識:上場企業の不祥事事例から、なぜ内部統制が重要かを自分の言葉で説明できるか。5. コミュニケーション力:経営層との会話で「結論と論点」を簡潔に伝える練習をしているか。6. 学び続ける姿勢:実務書・判例・上場審査事例など、新しい情報を自ら取りにいく習慣があるか。これらを意識して準備しておくことで、「社長の覚悟を支える羅針盤」としてのスタートラインに、より確かな足場を築くことができます。