「ベンチャーは軽いノリ」じゃない。その誤解をひっくり返したい
黒坂がマルコ・ポーロを立ち上げた背景には、「ベンチャーは若者の一攫千金狙い」という社会の誤解があります。実際に向き合ってきた起業家は、家族や社員の人生を背負い、社会課題に本気で取り組む人ばかり。だからこそ、「軽いノリ」ではなく、覚悟ある挑戦としてのベンチャー経営をきちんと伝えたい。関西から、そうした企業が上場を“目的”ではなく“手段”として使いこなし、世の中に信用とインパクトを広げていく。その羅針盤になるのが、自分たちの役割だと考えています。
銀行・法務出身なのに、なぜあえてベンチャーの荒波へ?
銀行時代、法務・会社法・相続税法までみっちり叩き込まれ、「リスクを嫌う側」にいた黒坂。そんな彼がベンチャー支援に振り切った理由は、「慎重さ」と「攻めの意思決定」が両立していない現場を何度も見たからです。資本政策やガバナンスの専門家が早い段階から入っていれば、防げたはずのトラブルも多い。だったら、自分がその“最初の一人”になればいい。堅めのバックグラウンドを持った人間が、不確実性の高い世界に飛び込むことでこそ、企業の挑戦を現実的なものに変えられると感じています。
「覚悟の瞬間」に立ち会う。印象に残っているベンチャーのエピソード
印象的だったのは、資本政策の見直しで既存株主の利害がぶつかった案件です。社長は「みんなの顔色を見て決める」のか、「理念に沿った中長期の最適解」を選ぶのか、板挟みの状態でした。最終的にその社長は、「短期的な人気取りはしない。10年後にこの会社が生き残る選択をする」と腹をくくり、説明責任を一人で背負う決断をした。その瞬間、会議の空気が変わりました。IPOコンサルというより、人の覚悟に向き合う仕事だと痛感した事例です。
若手にどこまで任せる?マルコ・ポーロ流の“丸投げ”と“伴走”
少数精鋭のため、若手でもすぐに社長やCFOと同じテーブルに座ります。とはいえ、放置する意味での「丸投げ」はしません。たとえば、
- 経営会議用の資料作成や論点整理は若手が主担当
- 経営者とのファーストミーティングには黒坂が同席
- その後の具体的な進行・日程調整・宿題管理は若手がドライブ
という形で、前線に立ちながらも、難所では必ず横にベテランがいるイメージです。「自分の一言で会社の未来が少し動いた」と感じたい人には、かなり手応えのある環境だと思います。
働き方って実際どう?リモートとリアルのバランス
大阪市北区の大阪梅田ツインタワーズ・サウス15Fを拠点にしつつ、リモートも組み合わせたハイブリッドな働き方です。資料作成やリサーチは自宅で集中して進め、重要な打ち合わせや経営者とのディスカッションは対面を重視するスタイル。ベンチャー支援は「雑談の一言」から本音が出てくることも多く、完全オンラインでは拾えない温度感があります。一方で、移動・残業ありきの働き方は志向しておらず、「成果に必要な時間と場所は自分でデザインしていく」カルチャーです。
どんな人と一緒に働きたい?黒坂が見ている3つのポイント
スキルより先に見ているのは、「覚悟の解像度」です。具体的には、
- ベンチャー経営のしんどさを、想像レベルでもいいから正面から見ようとしているか
- 制度・ルールを「守り」だけでなく「攻めの仕組み」として考えられるか
- 肩書きより、現場で役に立てるかどうかで自分を測れるか
会計・法務・金融のバックグラウンドがあればもちろん歓迎ですが、「まだ専門はないけれど、社長と同じ景色を見て意思決定に関わりたい」という人にも門戸を開いています。
面談でこれを聞いてくれたら嬉しい3つの質問
最後に、カジュアル面談で黒坂が聞かれると嬉しい質問を挙げるとすれば、この3つです。
- 「最近関わったベンチャーで、一番『覚悟』を感じたエピソードは何ですか?」
- 「もし私が入ったら、最初の3カ月でどんなプロジェクトにどう関わるイメージですか?」
- 「ガバナンスや資本政策が“攻め”として機能した事例を、具体的に教えてもらえますか?」
このあたりを深掘りしながら、自分がどんな形で“ベンチャーの羅針盤”になりたいのか、一緒にイメージを描いてもらえると、話はぐっとリアルになります。