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GOOD DESIGN受賞の裏側から見る、共和鋼業の“アイデアがカタチになる”仕事環境

ひし形金網 , 実験的ものづくり , 工業デザイン , 産学連携 , 若手育成

2026.06.10

GOOD DESIGN受賞プロジェクトが示す「ひし形金網の再定義」

共和鋼業のニットフェンスやNETBENCHは、土木資材としてのひし形金網を「心地よさを生む素材」へと拡張した象徴的な事例です。街路や公園のフェンスを、視線をやわらかく通すファサードやグラフィック面として捉え直したり、ベンチの座り心地を金網の「しなり」でつくったりする発想は、工業製品の枠を超えたものです。これらの受賞は、単なるデザイン性ではなく、「安心・安全」と「ワクワクする体験」を両立させる素材開発の取り組みそのものが評価された結果と言えます。

X-Labが担う「企画〜試作〜展示」までの実験プラットフォーム

ひし形金網の新しい価値を探るX-Labは、社内外のアイデアを素早く試し、形にするための実験場です。企画段階から製造担当が入り、線種・線径・網目の組み合わせを議論しながら試作条件を決めます。試作は工場の設備を使い、小ロットで繰り返し検証。完成度が見えてきた段階で、展示会への出展やプロトタイプの公開を行い、来場者の反応を次の改良に反映します。「考える」「つくる」「見せる」が一体化しているため、アイデアが机上で止まらず、短いサイクルで磨かれていくのが特徴です。

デザイナー・大学とのコラボの進め方

外部デザイナーや大学との協働では、まず「何を解決したいのか」「どんな心地よさを生みたいのか」を共有するところから始まります。そのうえで、共和鋼業側が金網の特性や製造制約を整理し、
・どこまで曲げられるか
・どの網目なら意匠と強度が両立するか
・量産を見据えた構造か
といった技術的観点を提示。デザイナーはコンセプトと造形を、共和鋼業は実現可能性と量産性を担当し、モックアップ→中間試作→本試作と段階的にすり合わせます。互いの専門性を尊重しながら、金網の「既成概念」をあえて問い直すプロセスが、受賞作の背景にあります。

「手を挙げれば関われる」若手のプロジェクト参画スタイル

共和鋼業では、若手社員がX-Lab案件やコラボプロジェクトに自ら手を挙げて参加するケースが少なくありません。製造や品質管理、営業など所属部門に関わらず、「やってみたい」「この分野に興味がある」という意思表示がきっかけになります。小さな役割から入り、試作の段取りや展示会準備、来場者対応を担当しながら、プロジェクト全体の流れを体感。ひとつ関わるごとに、次の企画アイデアや改善提案を任される範囲が広がっていきます。やる気を歓迎し、実務の中で育てる文化があるため、自分の専門を超えて挑戦しやすい環境です。

「アイデアが仕事になる」評価とフィードバックの仕組み

新しい提案は、X-Lab内のミーティングや社内セミナーで共有され、技術・意匠・環境面から多面的にフィードバックされます。評価のポイントは、派手さよりも「安心・安全」「心地よさ」「環境配慮」にどう貢献するか。
・試作まで進んだアイデア
・展示や受賞につながった成果
・既存製品の改善に結びついた提案
などは、社内でしっかり言語化され、次のプロジェクトに活かされます。成功も失敗も共有し、学びとして蓄積することで、「アイデアを出すこと」が個人の評価と組織の成長の両方につながる仕組みになっています。

入社後に自分のアイデアを形にするためのステップ

共和鋼業でアイデアを仕事にしていくには、次のような行動が有効です。
・まずは工業用金網の基礎を現場で学び、素材の“癖”を体感する
・日常業務の中で「もっとこうできる」をメモし、ミニ改善として提案する
・社内セミナーやX-Labの活動に積極的に参加し、関心分野を表明する
・外部コラボ案件のサポート役から入り、プロジェクトの進め方を学ぶ
・小さな試作テーマでもいいので、自分の企画として一度やり切ってみる
こうした積み重ねを通じて、「ひし形を編み、心地よい毎日をつくる」というビジョンに、自分の発想と技術を重ねていくことができます。