8:00出社|まずは「今日つくる安心・心地よさ」を確認
東大阪の工場に出社した入社3年目のAさん(製造・開発担当)。始業前に全体朝礼で、当日の生産計画と安全ポイントを共有します。今日のメインは、高速道路用の落石防護網と、X-Lab案件の新しいベンチ用ひし形金網の試作です。
「土木用もプロダクト用も、“人の安心と心地よさをつくる”という意味では同じだと意識しています」とAさん。
9:00製造現場へ|ミリ単位で品質をつくり込む
製造ラインでは、線材の種類・線径・網目ピッチを機械に設定。JIS規格を満たすかどうか、サンプルを切り出して寸法と強度をチェックします。ひし形金網は最大幅8mまで対応可能。大型案件はチームで段取りを組み、ベテランが段取り、若手がオペレーションと検査を担当するスタイルです。
「ちょっとした設定ミスが現場の安全に直結するので、先輩が理由までセットで教えてくれます。『なぜこの線径なのか』が腹落ちすると、仕事が一気に面白くなりました。」
10:30X-Labでの試作づくり|“守る”から“心地よさ”へ
工場の一角にあるX-Labでは、細かい10mm目の金網を使った新作ベンチの試作が進行中。今日はデザイナーから届いた図面をもとに、たわみ具合や座り心地を検証します。
「同じひし形でも、網目や線径を変えると座ったときの感触が全然違うんです。『このたわみが気持ちいいね』とデザイナーと一緒に試しながら、条件を詰めていきます。」
12:00昼休み|現場とオフィスが混ざるランチタイム
昼休みは1時間。工場内の休憩スペースでお弁当を食べたり、近くの店に行ったりと自由です。「部署をまたいで一緒にご飯に行くことが多いですね。営業の先輩から『この案件はこういう背景で金網が必要になった』と聞けるので、製造の仕事の意味づけにもなります。」
13:00設計レビュー&打ち合わせ|“つくりやすさ”と“デザイン”のすり合わせ
午後最初の仕事は、意匠案件の設計レビュー。設計担当とAさん、営業、外部デザイナーがオンラインでつながり、「この網目なら強度は十分」「現場施工を考えるとここは分割した方がよい」と意見交換します。
「デザイナーさんは“見え方”を大事にしていて、僕らは“つくれるか・安全か”を大事にする。その間をどう埋めるかを考えるのが、X-Labっぽい仕事だと感じます。」
15:00検査・記録・学び直し|成長ステップは「振り返り」から
製造ラインに戻り、午後に仕上がったロットの外観・寸法・強度検査を実施。問題があれば原因をさかのぼって確認し、改善策をチームで共有します。
検査が一段落したタイミングで、月1回の勉強会用に気づきをメモ。「網目とたわみの関係」「施工現場で起きやすいトラブル」など、テーマは現場発です。
16:30営業同行やオンライン打ち合わせ|“現場の声”を聞きに行く
月に数回は営業と一緒に設計事務所や大学、メーカーを訪問。今日はオンラインで建築設計事務所と新しいグラフィックフェンスの相談です。「目隠ししすぎず、でも落ち着く外構にしたい」という要望に対して、網目サイズや色、チューブの差し込みパターンを提案します。
「『そんな細かい網目が編めるんですね』と驚かれる瞬間が一番うれしいです。自分たちの技術で“記憶に残る素材”になっている実感があります。」
18:00退社|残業は“山谷”を共有してコントロール
定時は17時。繁忙期や大型案件が重なったときは残業がありますが、事前にチームでスケジュールを確認し、分担して負荷を平準化しています。平均残業時間は月10~20時間程度とのこと。
「早く帰れる日は趣味の時間にあてて、忙しい時期はチームで支え合う感じです。『今日はここまででええよ』と声をかけてくれる雰囲気があります。」
Aさんが感じる「共和鋼業で叶えたいこと」
Aさんが入社を決めた理由は、「インフラもデザインも両方に関われるメーカー」であることでした。
「“守るための金網”と“心地よさのための金網”の両方をつくれるのが、この会社の面白さだと思います。将来は、自分が最初から関わったプロダクトが、街の当たり前の景色になるところを見てみたいですね。」
自分の1日と比べてみようチェックリスト
- ものづくりの「守る」と「心地よさ」の両方に関わりたいか
- 現場とデザイン、どちらの言葉も理解したいと思えるか
- 小さな改善を積み上げていく仕事が性に合うか
- 部署をまたいで相談し合える雰囲気を大事にしたいか
- 新しい使い方を一緒に考えてくれるお客さまと仕事をしたいか
職場見学でチェックしておきたいポイント
- 製造現場の安全対策や整理整頓の状態
- X-Labの試作品や過去のプロダクトがどう展示・共有されているか
- 先輩と若手の会話の距離感(質問しやすそうか)
- 実際にどんなひし形金網が、どんな現場で使われているかの説明
- 環境負荷削減やロス低減など、環境経営への取り組みの具体例
ひし形を編む現場の1日は、静かに、しかし確かに「心地よい毎日」を支えるプロセスの連続です。自分の1日と照らし合わせながら、「こんな仕事のリズムや価値観が合うかどうか」をイメージしてみてください。