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「守る」から「魅せる」へ。ひし形金網の企画・開発職ってどんな仕事?X-Labのプロジェクト事例で徹底解説

共同開発 , 建築インテリア , 素材リサーチ , 金網デザイン , 金網プロダクト開発

2026.05.22

ひし形金網の企画・開発職(X-Lab)の役割とは

X-Labは、土木資材として使われてきたひし形金網を「心地よさをつくる素材」として再定義する企画・開発チームです。高速道路や落石防護だけでなく、建築の外装・内装、ベンチやハンモックなどのプロダクト、アートや教育分野まで活用領域を広げています。役割は大きく分けて、

  • 新しい用途や製品コンセプトの企画
  • デザイナー・建築家・大学との共同開発
  • 試作・検証から展示会発表、量産検討までの推進

「ひし形を編み、心地よい毎日をつくる」という企業ビジョンを、実際のプロジェクトとして形にしていくのがミッションです。

ニットフェンス・NETBENCHに見るプロジェクトの進み方

代表的な事例が、GOOD DESIGN AWARD受賞の「ニットフェンス」や、JIDAデザインミュージアムセレクションの「NETBENCH」です。いずれも、ひし形金網のしなやかさや透け感を活かし、「守る柵」から「空間を彩るメッシュ」へと発想を転換したプロジェクトです。企画段階から、

  • 屋外環境での耐久性・安全性
  • デザイン性・座り心地などの体験価値
  • 量産時のコスト・施工性

を同時に検討する点が特徴です。X-Labは技術とデザインの橋渡し役として、細かな仕様調整や試作検証をリードします。

アイデアが形になるまで:リサーチから量産検討までの流れ

プロジェクトはおおよそ次のステップで進みます。

  • リサーチ:市場・利用シーン・ユーザー課題を調査し、コンセプトを整理
  • 試作:線径や網目サイズを変えながら、強度・しなり・見え方を検証
  • 検証:社内外でモニタリングし、安全性・心地よさ・意匠性を評価
  • 展示会出展:JAPAN SHOPなどで反応を収集し、改良につなげる
  • 量産検討:生産条件、コスト、施工方法を整理し、製品化を判断

各ステップで関係者と議論を重ねながら、アイデアを現実的な仕様へ落とし込んでいきます。

求められるスキル:文系でも活躍できる理由

必須なのは「金網で何ができるか」を考え続ける企画力と、周囲を巻き込むコミュニケーション力です。具体的には、

  • CADや図面の基本的な理解(入社後に習得可能)
  • 企画書・プレゼン資料の作成力
  • 社内外メンバーとの調整・ファシリテーション

などが求められます。数値計算や構造解析の専門家である必要はなく、文系出身者も多数活躍しています。リサーチ力や文章力、デザインや建築への関心があれば、バックグラウンドよりも「好奇心」と「学び続ける姿勢」が評価される環境です。

キャリアパスとプロジェクトを任されるまでのイメージ

入社後は、まず先輩の進行中プロジェクトにサブメンバーとして参加し、金網の基礎知識や製造プロセス、展示会対応を学びます。半年〜1年ほどで、小規模な試作案件や社内向け企画を担当し、お客様との打ち合わせにも同席。1〜3年目には、

  • 大学やデザイナーとの共同研究テーマ
  • 展示会向けの新作プロダクト企画

など、中心メンバーとして任されるケースもあります。中途入社の場合は、前職での経験(建築・インテリア・設計・営業・編集など)を活かし、早期から企画リードを担うことも可能です。

活躍しているメンバーのバックグラウンド

X-Labで活躍するメンバーの前職は多様です。例えば、

  • 建築設計事務所でCADオペレーターをしていた人
  • インテリアショップの販売・バイヤー経験者
  • メーカーの営業職から企画開発にキャリアチェンジした人
  • 美術大学やデザイン系学部出身のプロダクト志向の人

などがいます。共通しているのは、「素材から空間や体験をデザインしたい」「技術とデザインの間をつなぎたい」という志向性です。土木や金属加工の専門知識は、入社後のOJTや社内勉強会で身につけていきます。

応募前にやっておくと活躍しやすくなる3つの準備

事前準備としておすすめなのは次の3つです。

  • ポートフォリオづくり:図面やスケッチ、企画書、写真など「考え方とプロセス」が伝わる形でまとめる。
  • 展示会の見学:建築・インテリア・デザイン系展示会で、金属メッシュやワイヤー素材の使い方を観察し、気づきをメモする。
  • 金網を使ったアイデアスケッチ:市販のメッシュや写真を見ながら、「座る」「仕切る」「飾る」など用途ごとにラフスケッチを描き、簡単なコメントを添える。

これらを通じて、「素材の見方」と「自分なりの発想プロセス」を整理しておくと、入社後のプロジェクトにもスムーズに入っていきやすくなります。