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仕事のこと

「世界中の愛犬を幸せに」――ヘイドッグズのビジョンと、ドッグトレーナーとして働くことの社会的意義

ドッグトレーナーの仕事 , 人と犬の共生 , 保護犬・殺処分ゼロ , 犬のしつけ , 飼い主教育

2026.04.09

1. 「保護」だけでは守りきれない命がある──ヘイドッグズが選んだ“しつけ文化”という戦い方

日本では年間の殺処分数こそ減少しつつありますが、その多くは「吠える・噛む・言うことを聞かない」といった行動を理由に、家庭からあふれた結果でもあります。株式会社ヘイドッグズは、保護シェルターを拡大するのではなく、「捨てられる犬をそもそも生まない」ためのしつけの義務教育化に30年取り組んできました。おやつや罰に依存せず、飼い主と犬との信頼関係を軸としたトレーニングを普及させることで、問題行動を未然に防ぎ、殺処分ゼロを“文化”から実現しようとしている点が特徴です。トレーナー一人ひとりの仕事が、目の前の1頭を救うだけでなく、社会の前提そのものを変えていく長期的な挑戦と直結しています。

2. 畑中学の30年がたどり着いた答え:「犬を変える前に、人と社会の前提を変える」

代表・畑中 学は、警察犬訓練や競技会、専門学校講師などで30年にわたり3,000頭以上を指導してきました。その過程で、「犬側の技術」だけでは問題は解決せず、人と社会の“犬との付き合い方”の前提を変えなければならないと痛感します。離婚や店舗喪失、残高6万8千円からの再起という挫折を経て、「社員が笑顔でいられる会社づくり」と「しつけ文化の社会実装」という二つの軸に経営を再定義。命の尊さを守るには、保護活動と同じくらい、日常のしつけ・教育が重要である──その信念が、今のヘイドッグズのサービスと働き方に凝縮されています。

3. 噛み癖・高齢犬・パートナードッグ…1頭ごとの「命のシナリオ」を書き換える現場

現場で向き合うのは、「噛み癖が原因で手放されかけている成犬」「しつけを諦められたシニア犬」「警察犬・パートナードッグ候補」など、背景も課題も異なる命です。ヘイドッグズでは、おやつに頼らず、「飼い主の声・存在」そのものを報酬にする関係性づくりを徹底。・噛み犬や獰猛とされる犬種には、原因の分析と段階的な環境調整・高齢犬には、健康状態に配慮した無理のない学び直し・パートナードッグ育成では、5〜6ヶ月かけて社会性と集中力を養成こうした積み重ねによって、「もう無理かもしれない」と言われた命のシナリオを書き換えていくことが、トレーナーの大きなやりがいとなっています。

4. 飼い主を“共犯者”ではなく“パートナー”に変える:セミナーと対話のデザイン

問題行動の背後には、多くの場合「知らないうちに間違った接し方をしてきた飼い主」がいます。ヘイドッグズは、飼い主を責めるのではなく、学び合うパートナーへと変えていく設計に力を注いでいます。・公式LINEでの継続的な相談窓口・送迎時や個別カウンセリングでの日常フィードバック・歯磨きやお出かけマナーなど実践型セミナー・バス遠足やクリスマス会での「楽しいトレーニング体験」トレーナーは技術者であると同時にファシリテーターとして、飼い主の不安や罪悪感を受け止め、「こうすれば一緒に変われる」という希望に変換していきます。

5. 現場スタッフに聞いた「命を守る仕事」としてのドッグトレーナーという生き方

スタッフに共通するのは、「犬が好き」だけでは説明しきれない、命へのコミットメントです。あるトレーナーは、「噛みつきで散歩もできなかった子が、数ヶ月後に飼い主さんとイベントに参加している姿を見て、『この仕事は命の可能性を広げる仕事だ』と実感した」と話します。別のスタッフは、24時間体制のホテル業務について、「夜間もそばにいることで、シニア犬の小さな体調変化に気づける。見守ることも命を守る一部だと感じる」と語ります。明朗・愛和・喜働という価値観のもと、チームで命を支える現場には、技術習得と同じくらい「心の綺麗さ」を磨く風土が根づいています。

6. あなたのキャリアは、どこまで命にコミットしているか──社会貢献性の高い仕事を選ぶ3つの視点

社会貢献性の高いキャリアを検討する際は、次の3点を整理してみてください。1.対象は何か:人・動物・環境など、誰/何のために働きたいのか。2.時間軸はどこまでか:目の前の1件を救うのか、10年後の社会構造を変えたいのか。3.どこまで踏み込めるか:休日や余暇も含めて、そのテーマを考え続けられるか。ヘイドッグズの仕事は、「愛犬と飼い主」という小さな単位から、「殺処分ゼロの社会」「日本発の共生文化」まで、対象と時間軸が多層に重なるのが特徴です。自分の価値観と照らし合わせ、「命とどの距離感で関わりたいか」を言葉にしておくと、仕事選びの軸が明確になります。

7. 面接で「ビジョンへの本気度」を伝えるための質問集と回答テンプレート

ビジョン共感を具体的に伝えるには、「質問の質」と「自分の言葉」が鍵になります。例として、次のような質問が考えられます。・「しつけの義務教育化を進めるうえで、今一番の壁は何でしょうか。その解決に現場スタッフとしてどう貢献できますか。」・「殺処分ゼロを“保護”ではなく“文化”から実現するために、今後取り組みたい新しい施策はありますか。」回答のテンプレートとしては、1. 共感したポイント(例:おやつに依存しない信頼関係づくり)2. 自身の経験や価値観との接点3. 入社後に具体的にやりたいこと(例:噛み癖犬のケーススタディをまとめ、飼い主向け勉強会に発展させたい)という順で構成すると、ビジョンへの本気度と具体性が伝わりやすくなります。