採用メディア発信サイト

仕事のこと

おやつに頼らないトレーニングってどんな仕事?ヘイドッグズ流ドッグトレーナーの専門性を解説

シニア犬ケア , 信頼ベースのしつけ , 問題行動の改善 , 犬の行動学 , 飼い主参加型レッスン

2026.03.04

「おやつなし」で成り立つトレーニングとは

ヘイドッグズのトレーニングは、基本的におやつを使いません。「おやつがないと犬は動かないのでは?」という疑問に対して、私たちが大切にしているのは次の関係性です。

  • (おやつ)→(言うことを聞く)ではなく
  • (飼い主)→(信頼)→(落ち着いて従う)

犬にとって本当に嬉しいのは、飼い主からの「愛情」と「優心(こころ)」です。トレーナーは、指示を出す相手を「好きで信頼できる存在」に変えていくことで、食べ物に依存しない行動を引き出します。そのため、食事制限のある犬や、おやつが使えないケースでも、同じクオリティのトレーニングが可能です。

現場で求められる専門性:3つの代表的な場面

1. 噛み癖・獰猛な犬種へのアプローチ

咬みつきが出ている犬には、「叱る」「押さえつける」よりも、原因の見極めが重要です。トレーナーは、

  • 犬の生活環境・過去の経験
  • 咬む直前・直後のしぐさや表情
  • 飼い主の声かけや体の動き

といった情報を細かく観察し、「恐怖」「防御」「興奮」「学習された威嚇」など、咬む理由を整理します。そのうえで、距離の取り方、指示の出し方、刺激の増やし方をミリ単位で調整しながら「落ち着いていられる成功体験」を積ませていきます。長年の警察犬訓練や競技会の経験が、危険をコントロールしつつ行動を変えていく判断力につながっています。

2. シニア犬へのきめ細かなトレーニング

ヘイドッグズでは年齢制限を設けず、高齢犬も受け入れています。シニア犬では、

  • 視力・聴力・関節の状態
  • 疲労の出方や回復スピード
  • 認知症の兆候や不安の強さ

などを確認しながら、体力に負担の少ないメニューを設計します。「できることを増やす」だけでなく、「できなくなってきたことを無理なく補い、生活の質を守る」視点が欠かせません。シニア犬・介護経験のあるスタッフが連携し、しつけとケアの両面から関わるのが特徴です。

3. 飼い主との合同レッスンで関係性を変える

トレーナーだけが犬を動かせても意味がありません。合同レッスンでは、

  • 飼い主の立ち位置・リードの持ち方
  • 声のトーン・タイミング
  • 褒め方・待たせ方

を一つずつ修正しながら、「飼い主の指示に従える状態」を作っていきます。例えば、カフェでの「待て」であれば、「椅子に座る位置」「犬の向き」「周囲の刺激の増やし方」まで設計し、日常生活に直結する練習を繰り返します。ここで鍵になるのが、飼い主への丁寧な説明力と、落ち込ませずに改善意欲を引き出すコミュニケーション力です。

30年のノウハウはどう受け継がれているか

代表・畑中が30年かけて培った技術と哲学は、日々の現場と教育を通じて共有されています。

  • 担当制での継続トレーニングとフィードバック
  • ケースごとの振り返りと原因分析
  • イベントやセミナーを通じた応用スキルの習得

などを通じて、「目の前の犬の状態を読む力」と「人と犬の両方に寄り添う姿勢」を徹底的に学びます。結果として、3000頭・100犬種以上の対応実績が、組織全体の判断基準として蓄積されています。

このスタイルのドッグトレーナーに向いている人

おやつに頼らないヘイドッグズ流のトレーニングが向いているのは、次のようなタイプです。

  • 時間がかかっても、関係性づくりを大事にできる人
  • 犬だけでなく「飼い主の変化」にも関心を持てる人
  • マニュアル通りではなく、自分の頭で考えて調整したい人
  • 厳しい現場でも、明るさとチームワークを忘れない人

技術だけでなく、「明朗」「愛和」「喜働」という価値観に共感できるかどうかも大きなポイントになります。

応募前に押さえておきたい犬の行動学の基礎

入社前から完璧である必要はありませんが、次のキーワードを自分なりに説明できると学びがスムーズです。

  • 社会化期と恐怖期の特徴
  • 古典的条件づけとオペラント条件づけの違い
  • 強化・弱化(正/負)の基本概念
  • ボディランゲージ(カーミングシグナルなど)の代表例
  • ストレスサインと、その軽減方法の考え方
  • 犬種特性と作業本能(牧羊犬、ガンドッグ、テリアなど)

入門書や信頼できる専門書を1〜2冊読み、自分の言葉で説明できるようにまとめておくと良い準備になります。

面接で聞かれやすい専門性の質問例と準備ポイント

ヘイドッグズの面接では、知識量だけでなく、「どう考えるか」が重視されます。想定される質問と準備のコツは次の通りです。

  • 「おやつを使わないトレーニングについて、どう思いますか?」自分の経験や考えを踏まえつつ、「愛情と信頼関係を重視する」という当社の方針にどう共感したかを具体的に言語化しておくとよいでしょう。
  • 「吠えや噛みつきが出ている犬に、まず何を確認しますか?」行動そのものより『なぜそうなっているか』を探る姿勢(環境・履歴・健康状態・人の関わり方など)を示すことが大切です。
  • 「これまで犬と接してきた中で、印象的だったケースは?」成功体験だけでなく、うまくいかなかった経験から何を学んだかまで整理しておくと、成長意欲を伝えやすくなります。

専門知識を暗記するよりも、「犬と人の両方を幸せにするにはどうすべきか」を自分なりに考えているかどうかが、評価のポイントになります。