「犬が好き」を“仕事の技術”に変える場所
大阪府豊中市に本社を構える株式会社ヘイドッグズは、「世界中の愛犬とその飼い主様を幸せにする」を掲げる、愛犬のようちえん・しつけ教室です。30年で3,000頭以上、100犬種以上のトレーニング実績を持ち、噛み癖のある犬やシニア犬、介護が必要な犬まで幅広く受け入れています。
ここで求められるのは、「犬が好き」という気持ちを出発点に、それを技術と責任に変えていく覚悟です。おやつに頼らず、飼い主と犬の「心の信頼関係」を育てる独自のしつけ哲学は、トレーナー自身にも高い人間力と専門性を求めます。
代表・畑中の30年キャリアから学べること
代表の畑中 学は、警察犬・軍用犬訓練所での13年の住み込み修行からキャリアをスタートしました。テレビ・携帯・恋愛禁止、月1回4時間の休みという環境で、90頭の大型犬と向き合い続けて身につけたのは、「テクニックよりも信頼関係」という本質的な視点です。
独立後は、噛み犬や獰猛とされる犬種、シニア犬・介護犬にも向き合いながら、「捨てられる犬をゼロにするには、そもそも捨てざるを得ない状況をなくすしかない」という答えにたどり着きました。その手段として選んだのが、しつけの義務教育化を見据えたトレーニングと人材育成です。
未経験から3年でどこまで成長できるか
1年目:現場に慣れ、基礎を固める
入社後は、先輩トレーナーのサポートにつきながら、送迎、体調チェック、掃除、プレイタイムの管理など、1日の流れを徹底的に身につけます。おやつを使わないトレーニングの理論や、犬同士のボディランゲージの読み取りを学び、簡単な指示出しや飼い主への報告ができるレベルを目指します。
2年目:担当犬と飼い主を持つ
公式LINEや登園ノートを通じて、担当制で飼い主とコミュニケーションを取り、トレーニングプランの提案や経過報告を行います。噛み癖・吠え・分離不安など、典型的な問題行動へのアプローチを一通り経験し、「このケースなら自分で組み立てられる」範囲が広がっていきます。
3年目:専門性と“人を育てる力”が問われる
シニア犬や介護犬のケア、トリミングとの連携、イベント運営など、犬の一生に寄り添う視点で仕事を任される段階です。後輩指導にも関わり、トレーニング技術だけでなく、「どう伝えれば相手が動きやすいか」というコーチング力も磨かれていきます。
キャリアパスと独立支援のリアル
ヘイドッグズの特徴は、「会社に残る」も「独立する」も前向きに応援する文化です。これまでに7名が独立し、姉妹校として埼玉・奈良・大阪各地で活躍しています。独立時には、担当していたお客様へ自身の開業を案内することも認められており、代表自らがかつて味わった苦い経験を繰り返さない仕組みづくりがされています。
社内では、ドッグトレーニングに加え、トリミングや事務・経理、販促物制作など店舗運営を一通り学ぶ機会があり、「現場のプロ」として残る道も、「経営者」として羽ばたく道も現実的な選択肢として描けます。
長く働くために必要な3つの視点
動物業界で長く働き続けるには、次の3つが重要です。
- 体力とメンタルのセルフマネジメント:早朝・夜間対応、24時間体制の職場で自分のコンディションを整える力
- 「技術+人間力」を磨き続ける姿勢:犬だけでなく、飼い主と真摯に向き合うコミュニケーション能力
- チームで働く意識:「明朗・愛和・喜働」の価値観を共有し、スタッフ同士で支え合うこと
見学前に準備しておきたい3つのこと
- なぜ「犬のしつけ」なのかを言語化する:トリミングや看護ではなく、しつけを選ぶ理由を自分の言葉で説明できるようにしておく
- ヘイドッグズの理念を理解する:おやつを使わないトレーニングや「優心(こころ)」という考え方に、自分が共感できるポイントを整理しておく
- キャリア観を考えておく:5年後・10年後に、現場のプロとしてか、マネジメントとしてか、独立開業としてか、おおまかなイメージを持って臨む
「犬が好き」という入口から、一生の仕事としてのキャリアへ。その間をつなぐ具体的な学びと成長のステップが、ヘイドッグズには用意されています。自分の「好き」をどこまで本気で突き詰めたいのか、一度立ち止まって考えるきっかけとして、この環境を捉えてみてください。