フコク産業ってどんな町工場?
大阪・八尾にあるフコク産業は、1972年創業の工業用ゴム・シリコーン製品メーカーです。社員数は12名ほどで、「パッキン・ガスケット・Oリング・防振ゴム・ゴム足・ゴムグリップ」など、機械や設備に欠かせない部品をつくっています。
大手メーカーのように派手さはありませんが、医療・半導体・食品といった分野のモノづくりを裏側から支える“黒子役”。ISO9001も取得しており、小さいながらも品質基準はしっかり。お客様と直接やりとりしながら、一品モノから量産まで柔軟に対応している町工場です。
代表が語る「無茶ぶり大歓迎」のスタンス
現代表の清水隆裕は、実は飲食・パン屋など異業種を経験してから家業に戻った少しめずらしいタイプ。赤字体質だった町工場を立て直す中で掲げたキーワードが「無茶ぶり大歓迎」です。
他社が「それは無理」と断るような相談にも、「どうやったらできるか?」を現場と一緒に考えます。ゴムの硬度を変えたり、金型や材料を工夫したりして、8〜9割は形にするのが目標。難しい案件に挑戦することで、技術も人も育つという考え方が根っこにあります。
12名規模だからこそできる仕事と関わり方
「小さい会社って不安…」と思うかもしれませんが、12名規模だからこそのメリットも多いです。
・代表やベテランと距離が近く、判断が速い
・製造だけでなく、材料選定〜検査〜出荷まで全体像をつかみやすい
・得意分野を見ながら、仕事の振り方を柔軟に変えられる
また、ゴム練りなどは協力会社とチームを組んで対応しており、「社外の職人さんたちと一緒にモノづくりをする」感覚も味わえます。特定工程だけを延々とやる、というより現場全体に関わるイメージです。
ぶっちゃけ年収とキャリアの伸ばし方
フコク産業はいわゆる「超高給」の会社ではありませんが、町工場としては標準的な水準をキープしつつ、頑張りや成長が評価される仕組みを重視しています。ポイントは次の3つです。
・仕事の幅(できる工程)が増えるほど評価が上がる
・品質や段取りの改善提案ができる人はプラス評価
・お客様対応や後輩指導ができるようになると、役割と報酬もステップアップ
いきなり年収が跳ねる、というより、「できること×責任」が増えるのに合わせて、じわじわとキャリアと収入を上げていくイメージです。
未経験入社1年・3年後に任される仕事イメージ
未経験で入社した場合のざっくりイメージです。
【1年目】
・ゴム素材や図面の基本を覚える
・プレス機や検査工程など、決められた手順の作業を正確にこなす
・先輩のサポートで段取りや治具の準備を経験
【3年目】
・一部の製品は段取り〜加工〜検査まで一人で担当
・不良の原因を考え、改善を提案できる
・納期や生産計画を見ながら、ラインの段取りを組めるようになる
希望と適性によっては、顧客との技術的な打ち合わせに同席するケースもあります。
リアルな職場の雰囲気と「人を大切にする」文化
現場の空気感は、「静かな体育会系」に近いかもしれません。黙々と作業する時間が多い一方で、困ったときにはすぐ声をかけ合う。代表も現場に入り、「これ、どうしたらやりやすくなる?」とフラットに聞くスタイルです。
大切にしているのは「人を大切にする」こと。無理な残業で消耗させるのではなく、段取り改善や設備投資で負荷を下げる発想を重視しています。世代交代の最中でもあり、ベテランの技術をどう次世代に渡すか、皆で考えながら動いているタイミングです。
工場見学のポイントと応募前チェックリスト
「話を聞くだけではイメージしづらい」という方には、工場見学がおすすめです。
見学時は、
・どんな製品をどんなお客様向けに作っているか
・1日の仕事の流れと、繁忙期の働き方
・未経験の人が最近どんな仕事をしているか
などをぜひ質問してみてください。
応募前には、
・細かい作業やコツコツした改善が好きか
・長く技術を積み上げていく働き方をしたいか
・小さい会社で役割を広く担うことに前向きか
といった点を自分なりに整理しておくと、「ここで働くイメージ」がよりクリアになります。