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仕事のこと

【工場見学レポ】12名の少数精鋭チームで“できないをつくらない”モノづくりを支える1日の仕事の流れとリアルな働き方

ゴム成形加工 , シリコーン製品 , 品質管理 , 少数精鋭チーム , 町工場

2026.04.27

八尾の町工場で進む1日の仕事の全体像

大阪府八尾市・神武町の本社兼工場では、12名の少数精鋭メンバーが、工業用ゴム・シリコーン製品の製造を担当しています。1日の流れは、受注・打ち合わせから始まり、図面確認、金型手配・調整、成形、検査、梱包・出荷へと進みます。代表を含めて距離が近く、事務所と工場内を行き来しながら、「どうやったらできるか」を都度すり合わせるのが特徴です。いわゆるライン作業というより、案件ごとに段取りを組み立てる「プロジェクト型」の進め方が多い職場です。

受注〜図面確認:「無茶ぶり大歓迎」が動き出す最初の現場

午前中は、営業・事務担当を中心に、メールや電話で届いた問い合わせへの対応から始まります。図面やサンプルを見ながら、用途・環境・数量・納期などを整理し、「本当に求めている性能は何か」を確認。難易度の高い案件は、代表や現場リーダーも打ち合わせに入り、材質や硬度、製法の候補をその場でディスカッションします。他社で断られた案件も多く、「無理」の理由を分解し直すのがフコク産業流。ここでのすり合わせが後工程のスムーズさを左右します。

金型・成形工程:協力会社とのチームものづくり

図面が固まると、金型の新規製作や既存金型の流用可否を検討します。金型が必要な場合は、協力会社と連携しながら設計・製作を進め、自社ではゴムの配合や成形条件を細かく詰めていきます。現場では、プレス成形機に金型をセットし、温度・圧力・時間をコントロールしながらトライを繰り返し、狙い通りの硬度や寸法に近づけます。ゴム練りなど一部工程は外部パートナーと役割分担し、最適な技術を組み合わせる「チーム志向」のものづくりがベースです。

検査〜出荷:小ロットでも妥協しない品質管理

成形後は、外観チェックや寸法測定を行い、必要に応じて硬度や物性の確認も実施します。少数多品種の仕事が多いため、図面と照らし合わせる目視検査の精度が重要です。焼付品(金属・ガラスなどへの加硫接着)は、剥離や位置ズレがないかを丁寧に確認し、合格品だけを梱包。納期の前倒し要望にも柔軟に対応しつつ、「急いでも品質は落とさない」スタンスを徹底しています。出荷前には、数量・ラベル・指示書の最終確認を行い、お客様のもとへ届けられます。

現場の雰囲気とOJT:未経験でも馴染みやすい理由

社員数12名の規模なので、誰が何をしているかが見えやすく、分からないことはその場で聞きやすい雰囲気です。入社後は、先輩が付き添いながら安全面と5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を最初に徹底し、そのうえで機械操作や検査方法をOJTで段階的に習得します。最初からスピードを求めるのではなく、図面の見方やゴムの特性理解など「基礎の土台づくり」に時間をかけるのもポイントです。代表も現場に顔を出し、「なぜこのやり方をするのか」を背景から説明する文化があります。

「ゴムのことは何でも相談ください」が現場で形になる瞬間

現場では、図面通りに作るだけでなく、「このRなら金型の負担が減りそう」「この硬度なら組み立てがしやすいのでは」といった提案が日常的に飛び交います。ゴムの配合や硬度変更、シリコーン素材への置き換えなど、用途に応じたアレンジも多く、医療・半導体・食品分野など、新しい領域への相談も増えています。「できない理由」ではなく「できる条件」を探すスタンスが根付いているため、現場からのアイデアがそのまま新製品につながるケースも珍しくありません。

見学・面接前に確認したいチェックリスト

見学や面接の際には、次のポイントを意識すると、自分との相性を判断しやすくなります。

  • 工場内の整理整頓や安全への配慮が行き届いているか
  • 先輩や代表との距離感、声のかけやすさ
  • 仕事の進め方が一人作業中心か、チームで相談しながらか
  • 未経験者への教え方やOJTの進め方の説明が具体的か
  • 「無茶ぶり大歓迎」という言葉の意味をどう捉えているか

これらを踏まえて、自分がどのように成長していきたいかをイメージしながら、工場見学をすると、フコク産業でのリアルな働き方がより鮮明に見えてきます。