8:00〜|12名が集まる朝礼と、その後すぐ「現場モード」へ
朝は工場に全員がそろい、その日の生産予定・品質面での注意点・納期の確認を手短に共有します。製造、品質管理、営業が同じ場にいるので、「この案件、今日ここまで進めたい」「試作の確認は午後イチで」など、その場で段取りをすり合わせます。
大企業のような長い会議はなく、5〜10分で解散。すぐに機械の立ち上げや検査準備に入り、社長も現場に入りながら工程をチェック。
事務所と工場が一体なので、「ちょっといいですか?」とすぐ相談できる、距離の近さが朝からよくわかる時間帯です。
9:00〜|製造ラインの「段取り」と社長の“無茶ぶり”相談タイム
午前中は、一日の出来を左右する段取りの時間。製造メンバーは金型のセット、材料の確認、温度条件のチェックなどをテンポよく進めます。
同じタイミングで、社長のもとには「他社で断られた」図面や試作品の相談が集まります。ゴムの硬度や材質、コストのバランスをその場で検討し、「これならこの協力会社さんと組めそう」「試作はこの順番でやろう」と、現場を見ながら判断。
試作内容はすぐ現場にも共有され、製造と品質管理が「どう作るか」「どう測るか」を一緒に組み立てていきます。
10:30〜|品質管理と営業がタッグを組む「QCDチェック」の裏側
製造が本格的に回り始めると、品質管理が寸法・外観・硬度などを検査します。ISO9001に基づき、検査結果は書類やデータで管理。
ここで特徴的なのが、営業が品質の場面にも顔を出すこと。「この製品はお客様のラインでここに使われる」「この寸法は特にシビア」など、顧客の事情を共有しながら、検査のポイントを合わせます。
検査で気になる点があれば、すぐ製造と営業を交えてミニ打ち合わせ。現場での微調整と、納期・コストへの影響を総合的に判断し、「落としどころ」を探る動きが自然に行われています。
13:00〜|協力会社とのやり取りと「チーム型ものづくり」
午後は、協力会社との連携が色濃く出る時間帯です。ゴムの練りや特殊加工など、自社だけでは完結しない工程について、社長や担当者が電話やオンライン、時には訪問でこまめにやり取りします。
「この条件ならどこまで対応できそうか」「材料値上げの背景は何か」など、単なる発注・受注を超えて情報交換を重ねるのがフコク産業流。値上げ要請にも頭ごなしにNOは言わず、全体最適を一緒に考えます。
こうして決まった条件は、そのまま社内の生産計画や価格提案に反映され、12名+協力会社約10社という“拡張チーム”で一つの製品をつくり上げていきます。
15:00〜|社長も現場に入る「無茶ぶり案件」集中タイム
夕方に向けて、試作や難易度の高い案件に一気に手を付けるのがこの時間帯。社長自ら現場に入り、金型の状況や成形条件を一緒に確認します。
たとえば、「どうしてもバリが減らない」「他社製品の代替品を急ぎで」というケースでは、製造・品質・営業がその場でアイデアを出し合い、「逆の発想」で条件を変えてみることも。
うまくいったときは、全員が「これいけるかも」と顔を見合わせる瞬間があり、小さな成功体験がそのままノウハウとして社内に蓄積されていきます。
17:00〜|その日の振り返りと、次の日に向けた仕込み
終業前には、各自がその日の気づきを簡単に共有します。「この条件がうまくいった」「この工程は次回から短縮できそう」など、改善ネタはすぐに次の段取りへ反映。
営業は、製造や品質管理と話した内容をもとに、お客様への提案資料や回答メールを作成します。現場が見えているからこそ、「いつまでに」「どこまでできるか」を具体的に伝えられるのが強みです。
工場が静かになったあとも、社長が図面や新商品アイデアを眺めながら、「次にどんなゴム製品を世の中に出していけるか」を考えていることも少なくありません。
フコク産業に「向いている人・向いていない人」と、事前に用意したい質問
向いている人
・少人数で役割をまたいで動くのが好き
・「どうしたらできるか」を考えるのが苦にならない
・人との距離が近い環境で働きたい
向いていないかもしれない人
・決められたことだけを淡々とこなしたい
・人に積極的に質問するのが苦手
・変化や試行錯誤が多い環境を避けたい
工場見学・面談前に用意しておくと良い質問例
・「最近対応された“無茶ぶり案件”には、どんなものがありますか?」
・「若手が経験できる業務範囲の広さを教えてください」
・「協力会社さんとの連携で大切にしていることは何ですか?」
こうした質問は、フコク産業らしさへの理解と、主体的に学びたい姿勢を伝えるきっかけになります。