8:00 出社〜朝礼:その日の「段取り」を全員で共有
制服に着替えたら、まずは工場内の清掃と簡単な点検からスタート。機械まわりを整えながら、前日の生産状況や不具合の有無もチェックします。
その後の朝礼では、リーダーから当日の生産計画や安全上の注意点を共有。「どの機械で、何を、どれだけ作るか」を全員で確認します。
未経験の方は、ここで担当の先輩に不安な点を相談。1日の流れを一緒に擦り合わせるので、いきなり「好きにやって」のような丸投げはありません。
9:00 段取り・機械セット:金型と材料で“今日の仕事”を形に
生産計画に合わせ、使用する金型・材料(ゴムやシリコーン)を準備します。金型を成形機に取り付け、ボルトの締まり具合や位置を丁寧に確認。わずかなズレが不良につながるため、ここは先輩が必ずダブルチェックします。
材料は手作業でカットしたり、配合済みのゴムを量ってセット。はじめは「名前と場所を覚える」ことが難所ですが、ラベル管理とマニュアル写真を見ながら覚えていきます。
10:00〜12:00 成形作業:ゴムが“部品”になる瞬間
機械に材料を投入し、温度・圧力・時間を設定して成形スタート。数分〜十数分で金型からゴム製品が出来上がります。
取り出した直後はまだ熱く柔らかいため、耐熱手袋で慎重に取り扱いながら、バリ(余分なはみ出し)やキズの有無を目視でチェック。
同じ作業の繰り返しに見えますが、ゴムの種類や硬さ、製品形状によって微調整が必要です。経験を積むと「今日の材料は少し硬いな」など、手触りで変化に気づけるようになります。
13:00〜15:00 検査・仕上げ:ミリ単位で品質を守る地道な工程
午後はできあがった製品の検査が中心。ノギスやゲージを使って寸法を測り、図面通りかを確認します。外観はキズ・変形・汚れなどを目視でチェック。
未経験の方が最初につまずきやすいのが「合格・不合格の線引き」。フコク産業では、OK品とNG品の実物サンプルを見ながら学べるので、基準を感覚ではなく「見本」で覚えられます。
検査後は数量を数え、袋や箱にまとめていきます。
15:00〜17:00 出荷準備と振り返り:次の段取りにつなげる
検査を終えた製品は、伝票と照合しながら梱包・ラベル貼りを行います。品番・ロット・数量などが正確であることが重要です。
出荷準備が落ち着くと、機械の清掃や翌日の金型準備に着手。実際に作ってみて気づいた点を、リーダーや代表に共有し、段取りや治具を改善することもあります。
「今日はここが難しかった」「このやり方が早かった」などを小さく積み重ね、現場全体で仕事を楽に・ミスを少なくしていく文化があります。
未経験が乗り越えやすくなるコツと成長ストーリー
未経験の方が戸惑いやすいのは、専門用語と図面、そして品質基準です。フコク産業では、
・写真付きマニュアル
・実物サンプル
・小ロットから任せる段階的な育成
を組み合わせて習得をサポートしています。
例えば、前職は飲食店勤務だった先輩は、最初は図面が「記号の塊」に見えたそうですが、1年後には「図面から段取りを組める」レベルに成長。今では後輩に、図面の見方や検査のコツを教える側に回っています。
フコク産業の“ゴムものづくり職”に向いている人セルフチェック
次の項目に多く当てはまるなら、この仕事との相性は良好です。
・同じ作業でも、少しずつ精度を上げていくのが好き
・手を動かしながら考えるのが得意
・モノができあがっていく過程を見るとワクワクする
・細かい確認やチェック作業が苦にならない
・チームで声を掛け合いながら進めるのが心地よい
工業用ゴムの世界は、医療・半導体・食品など幅広い分野を支えています。1日の流れをイメージできたら、実際の工場の音やにおい、製品をぜひ自分の目で確かめてみてください。