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【代表インタビュー】“無茶ぶり大歓迎”の町工場が、なぜ若手に選ばれる職場になりつつあるのか

ゴム加工技術 , シリコーン部品 , 少人数経営 , 町工場の継承 , 若手育成

2026.05.19

三代目社長が引き継いだ「町工場を残す」という使命

フコク産業株式会社 三代目・清水隆裕は、もともとおでん屋台や飲食求人広告、パン屋など異業種でキャリアを積んできました。家業に戻ったときに目の当たりにしたのは、赤字体質と、後継者不足に揺れる町工場の現実です。「この会社を存続させ、もう一度盛り上げるのは、自分にしかできない仕事だ」と覚悟を決め、現場に入り、製造から営業、管理まで一通り経験。創業者からのバトンをつなぎながら、100年、200年と続く企業像を描きつつ、日々の改善と新たな挑戦を積み上げています。

「無茶ぶり大歓迎」が生まれた背景と狙い

フコク産業があえて掲げるのが「無茶ぶり大歓迎」というフレーズです。他社が「それは無理です」と断るような案件ほど、同社ではむしろ前のめりに検討します。品質・コスト・納期といった基本は守りながらも、「どうやったらできるか」「逆転の発想はないか」を代表自ら現場と議論し、8~9割は形にしてきました。このスタンスは、単なる営業トークではなく、ゴムやシリコーンというニッチな素材の可能性を広げるための戦略でもあります。「無茶ぶり」の中にこそ、新しい技術や自社商品の種が眠っていると考えているのです。

実際に形にしてきた“無茶ぶり案件”のリアル

具体的には、既製品では対応できない特殊サイズのガスケットや、医療・半導体向けの高いクリーン性が求められるシリコーン部品など、「図面も仕様も曖昧な状態」からスタートする案件が少なくありません。ときには、廃業予定の町工場から金型ごと仕事を引き継ぎ、設計条件を読み解きながら再現するケースもあります。社内だけで完結できないときは、ゴム練り工程などを協力会社と連携し、最適な配合や硬度を一緒に検証。こうした積み重ねが、「フコクさんなら何とかしてくれる」という信頼につながり、業界のセーフティーネット的な役割も果たしつつあります。

ゴム・シリコーンというニッチ分野で磨けるキャリア

工業用ゴム・シリコーン製品は、自動車、家電、医療、食品、半導体など、生活インフラのあらゆるところで使われています。フコク産業が扱うのは、パッキン・ガスケット・オイルシール・防振ゴム・ゴム足・Oリング・シリコーン焼付品など、表に出ないけれど欠かせない部品ばかりです。ニッチであるがゆえに、素材特性や金型構造、成形条件の知見が蓄積されると、他社には真似しづらい「職人×エンジニア」的な専門性が身につきます。分業が進んだ大企業と違い、一人ひとりが企画・設計・製造・品質まで工程全体を理解できるのも、この規模ならではの面白さです。

少人数だからこそ任される裁量と若手の役割

従業員12名という小さな組織だからこそ、一人ひとりに任される裁量は自然と大きくなります。入社数年の若手が、顧客との打ち合わせから試作段取り、量産立ち上げまでを一貫して担当するケースも珍しくありません。現場で段取りを工夫したり、金型や治具の改善提案をしたりと、自分のアイデアがすぐに反映される環境です。もちろん、最終判断や責任は代表やベテランが支えつつ、「まずやってみよう」と背中を押す文化があります。やらされ仕事ではなく、自分の判断で動きたい人にとっては、成長スピードの早いフィールドと言えるでしょう。

フコク産業と相性がいい人・合わない人の自己診断

代表との相性を確かめるうえで、次のような問いを自分に投げかけてみてください。

  • 前例のない依頼にワクワクするか、それとも不安が先に立つか
  • 細かく手順を決められるより、自分でやり方を考える方が好きか
  • 人と人、会社と社会の「間」で調整役を担うことにやりがいを感じるか
  • 小さな組織で、役割を固定せず何でもチャレンジしたいと思うか
  • 永く必要とされるものづくりに関わりたいか、それとも短期的な成果を優先したいか

これらに「はい」が多いほど、“無茶ぶり大歓迎”のカルチャーを楽しめる可能性は高いはずです。