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仕事のこと

【事業承継×ものづくり】廃業寸前の町工場の“技術と仕事”を守る会社で働く価値とは

ゴム成形加工 , 事業承継 , 技術継承 , 町工場支援 , 金型産業

2026.04.02

1. 「技術救う最前線」としてのフコク産業──なぜ町工場の“最後の砦”になれるのか

フコク産業は、工業用ゴム・シリコーン製品のメーカーであると同時に、町工場の「技術と仕事を守る」受け皿として機能しています。ISO9001に基づく品質体制と、自社工場+協力会社ネットワークを持つことで、廃業寸前の工場から金型・図面・顧客情報を引き継ぎ、途切れなく生産を継続できるのが強みです。下請けにとどまらず、自社で設計・試作・量産の判断ができるため、単なる「引き取り」ではなく、技術を更新しながら次世代につなぐ「最後の砦」としての役割を担っています。

2. 廃業寸前から“第二の現役”へ──ある精密金型工場の引き継ぎプロジェクト

例えば、医療機器向けゴム部品を長年手がけていた精密金型工場。後継者不在により廃業が決まったタイミングで、フコク産業が金型・図面・取引先を一括で承継しました。古い金型は摩耗や精度低下が見られましたが、3D測定と金型設計の見直しで、寸法精度を維持したまま寿命を延ばす改良を実施。結果として、取引先は製品供給を止めずに済み、元工場の技術は「第二の現役」として現場で生き続けています。ここには、事業を守る責任感と、工夫を楽しめる人の出番があります。

3. 減っていく熟練工のノウハウをどう救うか──技能の継承スキームと現場での役割

フコク産業の事業承継では、金型や設備だけでなく「人の頭の中のノウハウ」をどう残すかが重要です。引き継ぎプロジェクトでは、熟練工から次のような形で技術を吸い上げます。

  • 立ち会い生産での条件出しメモ・動画撮影
  • 「勘どころ」を言語化した作業標準書の作成
  • 材料ロット差による微調整パターンのデータ化

現場メンバーは、単に教わるのではなく、「なぜそうするのか」を質問しながら分解し、チームで再現できる形に整理します。このプロセス自体が、自分の技能を一段引き上げる実践的な学びの場になります。

4. 引き継いだ金型×フコク産業のゴム技術で生まれた新製品プロジェクトの舞台裏

引き継いだ金型を「そのまま作り続ける」だけで終わらせないのもフコク産業らしさです。ある案件では、廃業した工場から受け継いだ食品機械用部品の金型に対し、フコク産業が得意とするシリコーン配合技術を組み合わせ、耐熱性と清掃性を高めた新仕様を提案しました。既存製品の互換性は保ちつつ、素材のグレードアップで機能価値を向上。営業・技術・製造が一体となって顧客と検証を重ねることで、「守る」と同時に「攻める」製品開発を実現しています。

5. 「守る事業」で働くキャリアの伸び方──技術者・営業・マネジメント、それぞれの成長軸

事業承継の現場は、職種ごとにユニークな成長機会があります。

  • 技術者:異なる工場の金型・設備・配合条件に触れ、短期間で多様なプロセスを経験できる
  • 営業:廃業リスクに直面する顧客の課題を理解し、「引き継ぎ+改善」の提案で信頼関係を築く力が磨かれる
  • マネジメント:新旧の現場を束ね、QCDと人の感情の両面をケアしながらプロジェクトを推進する力が身につく

単一製品の深掘りにとどまらず、「事業そのものを設計する視点」を持てるのが、この領域で働く大きな魅力です。

6.事業承継の現場で光る人の共通点と、入社前からできる準備

事業承継プロジェクトで活躍する人には、共通するスタンスがあります。

  • 「どうやったらできるか」を考え、無茶ぶりを前向きに楽しめる
  • 相手の立場(元経営者・協力会社・顧客・社内)を想像しながら話せる
  • 失敗や試行錯誤を、学びとして共有できる

入社前にできる準備としては、基礎的な製図・材料知識(ゴム・樹脂など)のインプット、簡単な加工や3Dプリンタによるものづくり体験が役立ちます。現場での会話がスムーズになり、「わからないことを的確に質問できる力」が早く育ちます。

7. 業界のセーフティーネットの一員になるという選択──応募後に踏み出してほしい一歩

フコク産業の「守る事業」は、単に自社の売上を追うのではなく、廃業の危機にある町工場と、その先の顧客・地域産業をつなぎ直す取り組みです。ここで働くことは、「目の前の製品をつくる」だけでなく、「技術の居場所をつくる」ことに関わるということ。長く続く会社づくりの一員として、自分の仕事が誰の何を守っているのかを実感しやすい環境です。興味を持った方は、自分がどの場面で価値を出せそうか(技術・営業・調整役など)を一度言葉にして整理し、その視点をもってフコク産業の事例や情報に触れてみてください。そこから、自分なりの「技術を救う最前線で働くイメージ」が具体的になっていきます。