建設・解体・リフォーム業界は「なくならない仕事」か
建設・解体・リフォームは、景気によって波はあるものの「人がいる限り必ず必要な仕事」です。日本ではインフラ・公共施設・マンションなどの老朽化が一気に進んでおり、「新築」だけでなく「解体して建て替え」「長く使うためのリフォーム・リノベーション」「耐震補強」の需要が今後も続くと予測されています。さらに、災害対策や省エネ化など国の補助金が付きやすい分野でもあり、完全になくなるというより「中身を変えながら続く業界」と考えるのが現実的です。
今後伸びやすい分野はどこか ─ エビスの現場感
エビスが関わる分野で将来性が高いのは、内装解体・リフォーム・電気通信工事・産廃収集運搬の4つです。老朽化した建物のスケルトン解体や原状回復はテナント入れ替えのたびに発生し、景気が悪くてもゼロにはなりません。リフォーム・リノベーションは「中古を買って自分好みに」が定着し、個人需要も増加。電気通信は5G、IoT、在宅勤務の普及でネットワーク工事が増えています。解体・工事に伴う産業廃棄物の適正処理は、法改正のたびに重要度が上がっているのが現場の実感です。
“食いっぱぐれにくいスキル・資格”の考え方
この業界で長く働くなら、「現場で通用するスキル」と「つぶしがきく資格」を組み合わせるのがおすすめです。例えば、揚重・荷揚げや内装解体で身に付くのは、安全な段取り力・チームワーク・道具・材料の知識など、どの施工にも転用しやすい力です。資格では、玉掛け・フォークリフト・小型移動式クレーン・足場組立・建設機械系は他社や他職種でも評価されやすい分野。電気通信工事なら、電気工事士や低圧電気取扱いなどを重ねていくことで、仕事の幅と単価が上がりやすくなります。
求人票でわかる「伸びる会社」の3つのポイント
同じ業界でも、会社選びで将来性は大きく変わります。求人票では次の3点をチェックしてみてください。
・扱う仕事の幅:揚重+解体+リフォーム+電気通信+産廃など、複数分野を一貫して行っているか
・自社での工夫:自社開発の工具・台車・施工方法など、現場の声を形にしているか
・顧客との付き合い方:単発の下請けだけでなく、長く付き合う元請けやリピーターがいるかどうか
エビスでは揚重からスタートし、解体・電気通信・リフォーム・シャッター工事、さらに台車・物流機器の開発・販売・レンタルへと事業を広げており、この3点を意識した経営を続けています。
ここは要注意 ─ チェックしたいリスクサイン
反対に、「少し注意した方がいいかも」というサインも求人票から読み取れます。例えば、極端な長時間労働を前提とした給与体系(みなし残業が大きすぎるなど)、危険作業が多いのに安全教育・資格取得支援への記載がない、受注業種が一つに偏りすぎている、などです。また、「とにかく安さで勝負」といった姿勢の会社は、価格競争に巻き込まれやすく、景気の悪化に弱い傾向があります。安全書類やコンプライアンスにきちんと向き合っているかも、安定して働けるかどうかの大事なポイントです。
長く働きやすい会社の「現場の空気」と文化
求人票だけでは見えにくいのが、現場の空気感です。長く働きやすい会社は、共通して「人を大事にする文化」を持っています。エビスでは、ミッションを「周りの人を笑顔にさせる会社を作りましょう」と定め、まず社員が笑顔でいられることを重視しています。朝礼での輪読や感想発表を通じて、自分の考えを言葉にする習慣を育てているのもその一つ。現場での気づきを製品開発(台車研究所での試作・改良)に反映するなど、社員の声が事業に生きる仕組みは、やりがいと成長の両方につながります。
これから業界を目指す人へのアドバイス
建設・解体・リフォーム業界は、「体力勝負」というイメージだけで判断するともったいない分野です。現場経験を積みながら、少しずつ資格を取り、複数の工種に触れることで、景気に左右されにくいキャリアを作ることができます。会社選びでは、仕事の幅・安全への姿勢・人を大切にする文化の3つを意識し、自分の将来像と重ねてみてください。揚重工事からスタートし、台車開発やインターネットショップ運営まで行うエビスのように、「現場発の工夫」を続ける企業は、変化の多い時代でも成長し続ける可能性が高いと言えるでしょう。