朝:揚重工事の現場で見る「エビスの原点」
一日のスタートは、関西一円で行われる揚重工事の現場から。建築資材を安全かつスピーディーに搬入・搬出するのが、エビスの原点となる事業です。
ここで培われたのが、重量物を「どうすれば早く・安全に・ラクに運べるか」を徹底的に考える姿勢。作業員同士は無線や手信号で連携しながら、現場ごとの制約(狭い通路、段差、エレベーターなし等)に合わせて運搬方法を工夫します。
この「現場での小さな不便の積み重ね」が、後に独自の台車や物流機器の開発アイデアにつながっていきます。
午前:台車研究所本部で体感する“課題が製品になる”瞬間
現場作業を終えたスタッフの声が集まるのが、東大阪・衣摺にある台車研究所本部です。ここでは、自社オリジナルの重量物運搬台車や物流機器の企画・製造・販売・レンタルを一気通貫で行っています。
「この階段を上げるときにもっと安定する台車が欲しい」「現場でタイヤが傷みやすい」など、リアルな課題がそのまま試作品のテーマに。
試作→現場テスト→改良を自社内で完結させるサイクルにより、30種類以上・累計1万台超の台車が生まれてきました。現場と開発が近いからこそ、「あったら嬉しい」を形にしやすい環境です。
午後:インターネットショップで広がる“世界のお役立ち”
午後は、台車屋さん・台車屋エビス・エビスネットPROショップなど、複数のECサイトを運営するチームへ。ここでは、台車研究所本部で生まれた商品を、全国、さらには海外のユーザーへ届けています。
商品ページの作り込みでは、「どんな現場で、どんな人が、どんな悩みを解決できるか」を具体的に表現。現場スタッフと連携し、写真や動画、使用シーンの事例を反映させることで、ネット上でも“現場感”のある提案を行っています。
揚重工事会社でありながらECのノウハウも蓄積している点が、エビスの大きな特徴です。
夕方:リフォーム・解体の打ち合わせに見るワンストップの強み
夕方は、リフォーム工事・内装解体工事・電気通信工事・鋼製建具(シャッター)工事など、施工案件の打ち合わせに同席します。ここで活きるのが、「レンタル台車+揚重+施工+リペア」をワンストップで提供できる体制です。
例えばテナント入れ替えでは、解体時の資材搬出から、新規什器の搬入、シャッターの改修まで一括対応が可能。安全書類を含め窓口を一本化できるため、発注側の手間も削減されます。
縁と機会を大切にしながら事業を広げてきた結果、建物のライフサイクル全体を支えられる体制が整っています。
“四方よし”が息づく意思決定と働き方
エビスの根底にあるのが、近江商人の「三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)」に【未来よし】を加えた「四方よし」の考え方です。
新サービスや新商品の検討時には、
・自社の利益だけでなく、取引先・協力会社・社員が笑顔になれるか
・地域社会や建築業界全体の安全・効率に貢献できるか
・5年後、10年後も価値を提供し続けられるか
といった観点を重ねて確認します。
「共に笑い、共に生きる」という企業理念のもと、社員同士が意見を出し合い、朝礼での輪読や感想発表を通じて「人として恥ずかしくない判断軸」を育てている点も特徴的です。
社員の声に見る「働きがい」と「成長機会」
社内ツアーでよく聞かれる声の一例です。
・「現場で困ったことをそのまま放置せず、台車の改良につなげられるのが面白い」
・「揚重だけでなく、解体やリフォーム、EC運営にも関われるので、キャリアの選択肢が広い」
・「まず社員を幸せに、という方針のおかげで、相談や挑戦がしやすい」
若い小さな会社だからこそのスピード感と、事業承継まで見据えた長期的な視点が共存しているのもポイントです。
一人勝ちではなく、関わる全員で「ありがとう」が増える形を目指す文化が、日々の仕事の判断やコミュニケーションにも表れています。
会社見学の進め方とチェックポイント・質問リスト
会社見学を希望する場合は、公式サイトからの問い合わせフォームや各ECサイトのお問い合わせ窓口から連絡し、「社内ツアー希望」と明記するとスムーズです。見学時は、次の3点を意識すると理解が深まります。
・揚重現場と台車研究所本部、ECチームの連携の仕方
・「四方よし」が具体的なサービスや対応にどう表れているか
・社員同士の会話の雰囲気や、意見の出しやすさ
面接の際には、
・入社後に経験できる事業領域の幅
・現場の課題がどのように製品企画へつながるか
・「まず社員を幸せにする」ための具体的な取り組み
などを質問すると、自分との相性をより判断しやすくなります。