パンクバンド青年が、建築現場に飛び込むまで
株式会社エビス代表・松本学は、もともと音楽一筋のパンクバンド青年でした。セックス・ピストルズに憧れ、CDを自主制作し、全国ツアーも計画するほど本気で音楽に向き合っていました。その活動資金を稼ぐために選んだアルバイトが、建築現場での「揚重(ようじゅう)」──建築資材を運び、搬入・配置する専門職です。ユニバーサルスタジオジャパンの工事にも携わる中で、松本は「現場で使われる道具や段取りが、作業の安全と効率を左右する」という事実を体感していきます。
大けがから生まれた、エビスらしい原点
揚重職人として働いていたある日、松本は大事故に遭います。当時使っていたのは、耐荷重300kgの既製品台車。しかし現場では600〜800kgの石膏ボードを載せざるをえない状況があり、無理な運搬の結果、キャスターが足先に乗り上げ、爪が剥がれるほどの大けがを負いました。「そもそも、現場に合う台車がない」──この不便さこそが、後のエビスの事業づくりの原点になります。メーカーに理想の台車がないなら、自分でつくるしかない。大工だった祖父に頭を下げ、道具の使い方から学び直し、現場仕様の台車づくりが始まりました。
「現場の不便」が、日本初級の台車専門店を生む
完成したオリジナル台車は、揚重現場で大きな戦力になりました。その様子を見た取引先が「それ、どこで売ってるん?」と声を掛け、松本は「自分で作りました。よかったらお売りします」と即答。これが、初めての台車販売です。「同じ不便を感じている人は、全国にいるはずだ」。そう確信した松本は、ECサイトの作り方を本で学び、夜な夜なパソコンに向かってインターネットショップを立ち上げます。こうして、日本初級の「台車専門店」へと事業は広がっていきました。
エビスのチャレンジ文化:「こうなったらいい」を事業にする
エビスの特徴は、「現場の不便」から事業をつくる姿勢です。揚重工事から始まり、内装解体工事、電気通信工事、リフォーム・リノベーション、シャッター工事、産廃収集運搬、台車のレンタルやEC販売へと、事業領域を広げてきました。背景には、「共に笑い、共に生きる」という企業理念と、「あったら嬉しいな」を形にする文化があります。レンタル台車サービスも、・イベントで一時的に大量の台車が必要になる・引っ越しやオフィス移転で台車を買うほどではないといったお客様の声から生まれたものです。社員発案で改良された特注台車や、現場の段取り改善提案が、そのまま新サービスの企画につながるケースも少なくありません。
どんな人と、一緒に挑戦したいか
エビスが一緒に働きたいのは、特別な経歴よりも「現場を良くしたい」という素直な視点と行動力を持つ人です。例えば、次のような人は活躍しやすい環境です。・目の前の「不便」「危ない」「時間がかかる」に敏感な人・自分なりの工夫やアイデアを、口に出して共有できる人・お客様や仲間が喜ぶと、自分も嬉しくなる人・一つの仕事だけでなく、工事〜台車〜リフォームなど、幅広く覚えていきたい人松本自身が「バンド→揚重アルバイト→起業→台車専門店」とキャリアを変えてきたように、これまでの経験がそのまま正解でなくても構いません。「自分の経験を活かして、誰かの役に立つ形にしたい」という想いがあれば、活躍の場は広がっていきます。
応募前に考えておきたい、自己PRのポイント
エビスで働くことを検討する方には、次の3点を自己PRとして整理しておくことをおすすめします。1.「不便を改善した経験」バイト先、部活、前職などで、「こうしたらもっと良くなる」と工夫したエピソードがあれば、それがエビスにとっての大きな価値になります。2.「人との関わりで大切にしていること」エビスは、共に笑い、共に生きるという理念を掲げています。仲間やお客様との関係で意識してきたこと、嬉しかった出来事を振り返ってみてください。3.「これから挑戦してみたいこと」揚重や解体、電気通信、リフォーム、台車の企画・販売など、どの領域に興味があり、どんな形で関わってみたいか。完璧でなくてよいので、自分の言葉で語れるようにしておくと、入社後の成長イメージが共有しやすくなります。
「共に笑い、共に生きる」未来へ
パンクバンド青年の「現場アルバイト」から始まったエビスは、今や建築現場の揚重から内装解体工事、電気通信、リフォーム、台車の企画・製造・販売・レンタルまで、一気通貫で対応できる会社へと進化しました。その原動力は常に、現場の不便に向き合い、「あったらいいな」を事業として形にしてきたチャレンジ精神です。これからもエビスは、日本のお役立ち、世界のお役立ちを掲げ、人と社会の幸せを生み出す企業として、新しい挑戦を続けていきます。自分の経験やアイデアが、誰かの「助かった」「ありがとう」につながる。そんな仕事に、エビスは本気で取り組み続けます。