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【代表ストーリー】元パンクバンド経営者がなぜ「日本初級台車専門店」と建設ワンストップ企業をつくったのか

ワンストップ施工 , 台車開発 , 建設現場の安全 , 揚重サービス , 重量物運搬

2026.03.03

パンクバンドから揚重の世界へ――異色のキャリアの原点

株式会社エビス代表・松本学は、もともと音楽一筋のパンクバンドマンだった。レコーディングやツアーの資金を稼ぐために選んだアルバイトが、建設現場での揚重(荷揚げ)だ。ユニバーサルスタジオジャパンの建設にも関わるなど、若い頃から「資材を運ぶ現場の最前線」で経験を重ねてきた。

しかし、バンドは全国ツアー直前に頓挫し解散。音楽での挫折を経て、松本は本格的に揚重の世界に飛び込む。揚重職人として働き、やがて仲間と共に「自分たちが理想とする現場と会社をつくろう」と決意し、2006年に東大阪で株式会社エビスを設立した。

現場の大けがが生んだ、日本初級の台車専門店「台車研究所」

エビス創業後も、松本は自ら現場に立ち続けた。そこで直面したのが「重量物を安全かつ効率的に運べる台車がない」という課題である。耐荷重300kgの既製品台車に600〜800kgの石膏ボードを積まざるを得ず、ある日キャスターが足のつま先に乗り上げて大けがを負った。

「ないなら自分でつくるしかない。」大工だった祖父のもとで道具の使い方を学び、試作した木製台車を現場で使い始めると、作業効率と安全性が大きく向上した。その台車を見た取引先から「どこで売っているのか」と声がかかり、販売がスタートする。

やがてインターネット販売にも挑戦し、自作したECサイトで全国から注文が入るようになる。こうして「重量物運搬のプロがつくった台車」を強みに、日本初級の台車専門店「台車研究所」が誕生した。現在では自社開発台車は30種以上、販売台数は1万台を超え、イベント用レンタル台車まで展開している。

揚重から解体・電気通信・リフォームまで、一気通貫の建設サービスへ

エビスの事業は、揚重工事からスタートし、解体工事、内装仕上、シャッター工事、電気通信工事、リフォーム・リノベーションへと広がってきた。背景にあるのは「お客様の痒いところに、もう一歩踏み込んで手を伸ばす」という姿勢だ。

たとえばシャッター工事では、台車で資材を運び、取付施工を行い、必要な電気配線や補修まで一社で対応できる。安全書類もまとめて準備できるため、現場はスムーズに進む。エビスは、レンタル台車+揚重工事+施工+リペアまで一気通貫で担える、関西でもユニークな建設ワンストップ企業へと成長している。

「共に笑い、共に生きる」という理念と、四方よしの経営

エビスが一貫して大切にしているのが、企業理念「共に笑い、共に生きる」だ。社員、仕入先、協力会社、顧客といった関わるすべての人が笑顔でいられる関係をつくり、未来まで一緒に生き残っていくことを目指している。

近江商人の「三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)」に、松本は【未来よし】を加え、「四方よし」の経営を掲げる。今だけでなく、将来にわたって人と社会の役に立ち続けること。そのために、建築現場のノウハウと台車づくりの技術を磨き、日本のお役立ち、世界のお役立ちを視野に入れている。

エビスで働くことで実現できる社会貢献と、活躍しやすい人の価値観

エビスで働くことは、単に「工事をこなす」「台車を売る」ことではない。安全で効率のよい現場をつくり、ケガやロスを減らし、建築・インフラを支えることそのものが社会貢献につながる。また、現場での気づきから新しい台車やサービスが生まれ、全国の同業者やエンドユーザーの「困った」を解決していく仕事でもある。

そうした環境で活躍しやすいのは、以下のような価値観を持つ人だ。

  • 現場のリアルな課題を、自分ごととして考えられる人
  • 「こうなったらもっと良い」を形にするのが好きな人(ものづくり志向)
  • お客様や仲間とのご縁や感謝を大切にできる人
  • 失敗やケガの経験を、次の改善に変えたいと思える人

エビスには、朝礼で冊子を輪読し感想を話すなど、「人として育つ」仕組みもある。技術だけでなく、人間的な成長を重視する文化の中で、「共に笑い、共に生きる」未来をつくっていきたいと感じる人に、扉は開かれている。