「四方よし」を現場でどう実現する?――松本代表インタビューのゴール設定
エビスが目指すのは、近江商人の「三方よし」に【未来よし】を足した「四方よし」。売り手・買い手・世間に加え、未来の仲間や地域にもプラスを残すことです。松本代表はインタビューの冒頭でこう語ります。「揚重も解体も台車開発も、全部“人の困りごと”から始まりました。現場で関わる全員が笑える状態をつくるのが、うちのミッションです」。この記事では、19年の事業拡大の裏側と、「共に笑い、共に生きる」がどうやって現場で形になっているのかを、会話ベースで切り取ります。働き手目線でのリアルなやりがいや、エビスと相性の良い人像、選考前に考えておきたいポイントまで立体的に紹介します。
揚重から5事業へ広がった19年の意思決定:すべては“現場の困りごと”から始まった
創業は揚重工事一本。建築資材の荷揚げ・荷下ろしを請け負う中で、現場監督から「解体も頼めたら助かる」「通信設備の工事もまとめて任せたい」と声がかかりました。松本代表は当時を振り返ります。「一つひとつが“知り合いからの相談”でした。断ることもできたけれど、『それで現場が回るなら、やってみようか』と。そこから解体、電気通信、リフォーム、シャッター工事と広がっていきました」。さらに、現場の“重くて運びにくい”という悩みから台車開発へ。自社で試作し、自分たちで使って改良し、今では30種以上・累計1万台超が世に出ています。「お客様の『こういうの欲しかった』が増えるたびに、事業が一つ増えた感覚ですね」と笑います。
「まず社員を笑顔にする」ためのリアル施策:給料・休み・ケガ・人間関係をどう守るか
「笑顔のない社員から、いいサービスは絶対に生まれない」。この考えから、エビスは現場仕事ならではの不安に正面から向き合ってきました。代表いわく、軸は4つです。・給料:仕事量の波をならす受注体制と、がんばりが反映される評価・休み:繁忙期・閑散期を見据えたシフト組みと、有休取得の声かけ・ケガ:安全教育と、現場からのヒヤリハット共有、台車など道具への投資・人間関係:朝礼での輪読・感想共有で、上下関係だけに頼らない “対話の土台” をつくる「特別なことをしているつもりはない」と言いながら、現場の『しんどい』を一つずつ潰していく姿勢が、結果的に定着率や紹介入社の多さにつながっています。
現場で起きた“四方よし”エピソード3選:お客様・協力会社・地域・自分たちが全部うれしい瞬間
松本代表が「四方よし」を実感したエピソードを3つ挙げてくれました。1つ目は、大型商業施設の夜間揚重。工程が厳しい中、レンタル台車と揚重チームをセットで提案し、予定より早く搬入完了。「安全書類も含め一括で任せられて助かった」と元請から感謝され、協力会社の仕事量も増えました。2つ目は、古いビルの内装解体。騒音や粉じんに配慮し、近隣住民へのあいさつ回りや養生を徹底。工事後に「次にリフォームするときもお願いしたい」と住民から直接声をかけられたと言います。3つ目は、自社開発台車を使った現場。腰を痛めがちだったスタッフが「これなら続けられます」と笑顔に。お客様は作業効率アップ、協力会社はトラブル減、地域は安全性向上、そして自分たちは誇れる自社製品が増える――まさに“四方よし”の瞬間でした。
エビスで花が咲きやすい人の共通点:代表が現場を見ていて感じる3タイプ
「学歴や職歴はバラバラ。でも、伸びる人には共通点があります」と松本代表。1つ目は、「まずやってみる」タイプ。完璧を求めず、「とりあえずやってみて、分からなければ聞く」が自然にできる人。2つ目は、「相手目線で考える」のが得意な人。資材を運ぶときに「この後、誰がどう使うか」を想像し、置き場や段取りを工夫できる人は評価が高いと言います。3つ目は、「笑いをつくれる」人。ムードメーカーというより、しんどい現場でも小さな冗談や一言で場を和ませられる人です。「特別なスキルより、“共に笑い、共に生きる”を楽しめるかどうか。そこが一番のポイントですね」と締めくくりました。
面接で「ここで働きたい」が伝わる質問とエピソードの出し方
エビスの面接では、「なぜこの仕事を選びたいのか」「どんな現場で力を出せそうか」を具体的に語れるかがカギになります。代表が「うれしい」と感じるのは、次のような質問やエピソードです。・質問例:「現場でのヒヤリハットを、会社としてどう活かしていますか?」「台車開発に、現場の声はどう反映されていますか?」・エピソード例:「前職(バイト含む)で、周りが助かるように工夫したこと」「自分から仕事のやり方を変えてみた経験」など。ポイントは、「四方よし」に通じる行動を、自分の言葉で説明すること。失敗談でも構いません。「そこでどう考え、どう変えたか」をセットで話せると、現場での伸びしろが伝わります。
応募前にやっておきたい「四方よし×自分軸」整理ワーク
最後に、選考前に5〜10分でできる簡単なワークを紹介します。紙やスマホメモに、次の4つの問いを書き出してみてください。1. 売り手よし:自分が仕事で「やり切った」と感じた瞬間は?2. 買い手よし:誰か(お客様・同僚)から「助かった」と言われた経験は?3. 世間よし:その行動は、周りやチームにどんな良い影響を与えたか?4.未来よし:これから5年、どんな現場で、どんな人たちと働いていたいか?書き出した内容は、そのまま面接で話せるネタになります。自分の価値観と、エビスの「共に笑い、共に生きる」「四方よし」がどこで重なりそうかを、ぜひ一度じっくり照らし合わせてみてください。その重なりが大きいほど、現場でのやりがいは自然と深くなっていきます。