「どこにも合う靴がない」20人に1人が抱える現実
株式会社DIFF.の代表・清水が向き合っているのは、「合う靴がない」という切実な声です。左右で足の大きさが違う人は、約20人に1人とも言われます。しかし現在のシューズ業界は、両足セットでの管理・販売が前提。結果として、どちらかの足に痛みを抱えながら履くか、高価な特注品や複数サイズの購入で「財布の痛み」を受け入れるしかない——。清水はこの状況を、“選択肢がないことによる諦め”と捉え、ビジネスとして変えられる余地があると考えました。
「しょうがない」で終わらせない──片足販売への着想
清水が違和感を持ったのは、「靴は左右セットで売るもの」という業界の常識でした。もし左右別サイズで管理できれば、足の大きさが違う人にもフィットする靴を届けられるのではないか。こうして生まれた発想が「片足ずつ買えるシューズサービス」です。単なるアイデアにとどめず、在庫管理や販売オペレーションを一から設計し直すことで、現実的な仕組みへと落とし込んでいきました。「しょうがない」を前提にせず、販売の前提を問い直す姿勢が、DIFF.の起点となっています。
3Dプリントで「足の機能を守る」シューズをつくる理由
DIFF.が3Dプリント技術にこだわるのは、「サイズが合う」だけでは課題が解決しないと考えているからです。足の形状や荷重のかかり方は人によって大きく異なり、それが膝や腰の痛み、姿勢の崩れにも影響します。3Dプリントなら、必要な部分をしっかり支え、不要な厚みを削ぎ落とすような設計が可能です。清水は「足の機能を守る」ことを軸に、単なる履物ではなく、身体全体のコンディションを支えるプロダクトとしてシューズを再定義しようとしています。
体の痛みか財布の痛みか、二者択一を変えたい
これまで多くの人は、「痛みを我慢して既製品を履く」か「高価でもオーダー品を買う」かという二者択一を迫られてきました。清水が変えたいのは、この構造そのものです。片足販売と3Dプリントを組み合わせることで、・足に合わないことによる体の痛み・複数サイズ購入や特注による財布の痛みどちらも引き受けなくてよい選択肢を提示する。自分に合った靴を求めることを「望んではいけない」と感じてきた人たちに、当たり前にフィットする靴を届けることが、DIFF.の挑戦の核心にあります。
DIFF.が大切にする「当たり前を疑う」視点
DIFF.の企業文化の根底にあるのは、「当たり前を疑う」姿勢です。シューズは両足セットで売るもの、という前提を問い直したように、「みんな我慢しているから」「仕方ない」で済まされている領域にこそ、変革の余地があると考えています。清水は、左右で足の大きさが違う人の不便や痛みに目を向けられるかどうかを重視し、「諦めるしかない」とされてきた事柄を問題として捉え、変える方法を探り続けることを、事業の中核的なスタンスとして掲げています。
ともに目指したい未来と、カジュアルに話す一歩
清水が描く未来は、「足の大きさが違うこと」や「既存サイズに合わないこと」がハンデにならない世界です。足の個性を前提にしたシューズ提供が当たり前になれば、痛みを抱えたまま働く人や、好きな靴を諦めてきた人の選択肢は確実に広がります。DIFF.では、事業や技術の詳細、解決したい課題について、まずはフラットに話せるカジュアル面談の場を設けています。「もう少し話を聞いてみたい」「どんな構想なのか知りたい」と思った方は、公式サイトの問い合わせフォームから、気軽にコンタクトを取ることができます。