採用メディア発信サイト

仕事のこと

仕入れ・バイヤー職の舞台裏:1本のワインが日本の棚に並ぶまでのストーリー

コミュニケーション能力 , テイスティング評価 , ワイン仕入れ , 商品バイヤー , 条件交渉術

2026.06.18

情報収集:トレンドと数字から「次の一手」を読む

ダイセイワールドの仕入れ・バイヤーの仕事は、膨大な情報を「チャンス」に変えるところから始まります。海外の生産者や現地パートナーから届く新商品の情報、為替や世界情勢、天候によるブドウの出来、そして全国2,000社超の販売先から集まる売上データや現場の声。それらを突き合わせ、「いま日本の棚に足りないのは何か?」を絞り込んでいきます。
ここで求められるのは、英語力よりも「要するにどういう商品で、誰が喜ぶのか?」を整理し、社内で共有できる説明力です。仮説を立て、数字とトレンドで裏付けていく姿勢が重要になります。

テイスティング:グラスの中身を「売れるイメージ」に変える

候補が絞れたら、次はテイスティング。単に「おいしい/まずい」を判断する場ではなく、「どの価格帯なら支持されるか」「どんな料理・シーンと相性が良いか」を考えながら評価します。
たとえば同じチリの赤でも、「濃くてパワフル」「軽くてフルーティー」では提案先が変わります。そこでバイヤーは、
・どんなお客様が手に取りそうか
・既存のラインアップとどう差別化できるか
をイメージしながら、メモを残します。味覚を言語化し、売場でのストーリーに変換する力が、プロのバイヤーらしさにつながります。

条件交渉:品質・価格・サービスのバランスをつくる

商品が有望だと判断できたら、生産者やサプライヤーとの条件交渉に入ります。ここでカギになるのが、ダイセイワールドの強みである「価格力」と「スピード」です。
・どの数量を、どのタイミングで仕入れるか
・為替リスクをどう織り込むか
・ラベルや仕様の変更、独占条件の有無
といったポイントを詰めていきます。交渉では、ただ値引きを迫るのではなく、「この価格なら日本でこう売れる」という市場情報を共有し、仕入先と一緒に勝ち筋を描くコミュニケーションが求められます。

社内提案〜販売先展開:1本のワインを「ビジネス」に育てる

条件がまとまったら、社内での提案・決裁へ。商品コンセプト、想定ターゲット、想定売価、粗利、販売チャネルなどを整理し、「なぜこのワインか」を数字とストーリーで説明します。スピーディーな意思決定ができるのは、少数精鋭ならではの強みです。
採用が決まれば、営業と連携してスーパーマーケットや酒販店、ネット販売会社などへ提案。売場づくりやプロモーションのアイデアも含めて、「棚でどう目立たせるか」まで一緒に考えます。ここまで来て、ようやく1本のワインが日本の棚に並び始めます。

英語力より大切な「伝える力」とチームワーク

海外と取引する仕事と聞くと、「高い英語力が必要」と思われがちですが、ダイセイワールドが重視するのはそれ以上に「コミュニケーション力」です。
・相手が何を大事にしているかをくみ取る
・自分の考えを、シンプルな言葉で伝える
・営業や物流と連携し、チームで動く
こうした力は、日本語の会議やメールのやり取りでも鍛えられます。「One for all, All for one」のチーム文化の中で、一人ひとりが主体的に動くことで、スピード感のある仕入れと提案が実現しています。

今日からできる「バイヤー的ものの見方」トレーニング

未経験でも、日常の中でバイヤー目線を鍛えることができます。例えばスーパーマーケットに行ったら、
・同じ産地・品種で、価格帯はどう分かれているか
・どんなラベルが目を引くか、売れていそうな棚はどこか
・POPや説明文で、どんなストーリーが語られているか
を観察してみてください。また、気になったワインのラベルから「国・産地・ブドウ品種・アルコール度数」を読み解き、スマホで検索して背景を調べるのも有効です。情報と売場を結びつけて考える習慣が、バイヤーへの第一歩になります。