酒類専門商社の営業の役割とは
酒類専門商社・ダイセイワールドの営業は、「お酒を売る人」というより「売場づくりのパートナー」に近い仕事です。
相手は主にスーパーマーケット、酒販店、ドラッグストア、ネット販売会社など。単に価格を提示するだけでなく、「どのワインを、どの棚に、いくらで並べると売れるか」を一緒に考えます。
輸入ワイン・輸入洋酒・国産酒と扱う種類が多い分、トレンドを読み、消費者目線で提案できるかが勝負。
数字だけでなく、「この売場、前より良くなったね」と言ってもらえることが、営業の成果そのものになります。
ダイセイワールド営業の1日のリアルスケジュール
一例として、量販店担当の平日の流れはこんなイメージです。
・9:00出社・メールチェック・前日の売上や欠品の確認
・10:00社内ミーティング(重点商品の共有・プロモーション確認)
・11:00提案資料、見積書の作成・電話でアポイント
・13:00得意先スーパーへ訪問(2〜4件ほど)
・16:30帰社後、商談の内容を社内共有・発注処理
・18:00翌日の訪問準備・トレンド情報のチェック
1日の中で「移動・商談・社内調整」がバランス良く入り、ルーティンとイレギュラー対応が半々くらいです。
ルート営業と新規開拓のバランス
「飛び込みばかり」というイメージと違い、メインは既存取引先へのルート営業です。
・定期訪問:売場や在庫を確認しつつ、新商品の提案や価格の相談
・企画提案:季節やイベントに合わせたフェア、セット販売の企画
新規開拓もゼロではありませんが、「まずは紹介や問い合わせからスタート→関係づくり→取扱い拡大」という流れが中心。
無理に数だけを追うのではなく、中長期で「売れるカテゴリーを一緒につくる」スタンスで動きます。
スーパー・酒販店との商談はこう進む
商談は、いきなり商品を売り込むのではなく「現状把握」から始まります。
・最近よく売れているジャンル
・売場で困っていること(人手・スペース・価格帯など)
・近隣競合店の状況
これらを聞いたうえで、「この棚はチリのカベルネで単価を上げましょう」「ここはデイリーワインのまとめ買いコーナーに」など、具体的な棚割り・価格・販促をセットで提案。
ダイセイワールドは意思決定が速いので、現場の声をすぐ仕入れや物流に反映できるのも強みです。
売れるワインを見極めるコツ
売れるかどうかは「好み+シチュエーション+価格帯」の組み合わせで考えます。
例えば、
・平日用:1,000円前後で飲みやすいチリ・スペインの赤白
・週末のごほうび:2,000〜3,000円台のフランス・イタリア
・ギフト:ラベルデザインとストーリー性があるもの
これに、メルマガで集まる市場情報や2,000社超の得意先のデータを掛け合わせ、「このエリアでは辛口白が伸びている」などを把握。
感覚だけでなく、数字と現場の声で選ぶからこそ、提案の精度が上がっていきます。
未経験でも伸びる「提案メモ」の作り方
営業に出る前からできる準備としておすすめなのが、「提案メモ」の習慣です。
ポイントは、
・商品名だけでなく「誰に」「どんなシーンで」すすめたいかを書く
・想定売価と、比較対象になる商品もセットで書く
・POPに使えそうな一言コメントを考えておく
例:「平日用・毎日飲みたい層向け/チリ・カベルネ/店頭売価898円/“濃いけど飲みやすい家飲みワイン”」など。
頭の中のイメージを言語化しておくと、商談の場で言葉がスムーズに出てきます。
商品知識のインプット術と仕事の面白さ
最初からワイン通である必要はありません。
・社内資料やカタログで「産地ごとのざっくり特徴」をつかむ
・実際に飲んだときに、「香り・味・合いそうな料理」をメモする
・他社の売場を見て、何がどの価格帯で並んでいるかチェックする
こうした積み重ねで、提案の引き出しが増えていきます。
数字を追うだけでなく、「この棚、あなたの提案で売上が上がったよ」と言ってもらえる瞬間こそ、酒類専門商社の営業ならではの醍醐味です。