40代での独立。「人生一度きり」を選んだ決断
総合商社の酒販部で、毎晩遅くまで働くサラリーマン生活。仕事はおもしろい、やりがいもある。それでも「人生は一度きり。このまま終えて後悔しないか」と自分に問うたとき、久保社長が選んだのは独立でした。
40歳を超えてからのチャレンジにも関わらず、反対されると思っていた奥様は意外にも即賛成。その奥様と社員1名が加わり、たった3名でスタートしたのが株式会社ダイセイワールドです。酒類免許の取得に時間がかかったため、最初は食品ビジネスから開始。大阪のキャラクターを使った「よしもと缶缶クッキー」は、全国の新規顧客開拓を一気に進めた象徴的なヒット商品となりました。
「Happy Triangle」が生み出す、少数精鋭の意思決定スピード
同社の企業理念は「Happy Triangle」。品質・価格・サービスを磨き続けることで、「消費者」「販売先」「仕入先」の三方がハッピーになる状態を目指しています。このシンプルな軸があるからこそ、判断が速いのがダイセイワールドの特徴です。
営業は社長を含めて6名ほど。各自が「売る人」でありながら「仕入れる人」でもあります。例えば、海外から有望なワイン情報が入ったときも、「品質」「価格」「サービス」というフィルターで即判断。会議を重ねるよりも、「この価格なら消費者に支持される」「このストーリーなら売場で伝えやすい」と決まれば、その場でGOが出ます。
その結果、社員10名という体制でありながら、年商37億円という高い生産性を実現。少数精鋭だからこそ、一人ひとりの判断がそのまま会社のスピードと成果につながっています。
「楽しくなければ仕事じゃない」が本気で貫かれている
印象的なのは、久保社長が「大変なことはあるけれど、辛いとは思わないようにしている」と話す姿勢です。創業期のタフな時期も、今となっては懐かしい思い出。「ステップアップの一つ」と捉え、前向きに楽しんで乗り越えてきました。
やりがいを感じる瞬間は、お客様の売上に貢献できたとき。輸入ワインを飲んだエンドユーザーから届いた「とても美味しかったです」というハガキは、今でも忘れられない宝物だと言います。良い商品をリーズナブルに届けるという信念が、感謝の言葉として返ってくる。その循環こそが、社長にとっての「仕事の楽しさ」になっています。
入社後に任される仕事と、「自分の城」を持つキャリア
ダイセイワールドが求めているのは、受け身ではなく自分から仕掛けていく人材です。入社後は、早い段階から「担当カテゴリー」や「担当顧客」を任されるのがこの会社のスタイル。「One for all, All for one」のチーム制でフォローはしつつも、一人ひとりが小さな経営者のように動いていきます。
例えば、ある社員は特定の価格帯のワインに強く、別の社員はスパークリングやオールドヴィンテージを得意とする、といった形で「自分の城」をつくっていくイメージです。商品企画、仕入れ交渉、販売企画まで一気通貫で関わるため、うまくハマれば自分の担当ブランドやシリーズを育てていく「ブランドオーナー的なキャリア」も見えてきます。
面接で聞いてみてほしい質問リスト
ダイセイワールドに興味を持った方が、会社とのフィット感を確かめるために、面接で聞いてみるとよい質問をいくつか挙げておきます。
- 新人が最初の1年間で任される仕事の具体的なイメージを教えてください。
- これまで社員が「自分の城」を築いた具体例には、どのようなものがありますか。
- 「Happy Triangle」の理念が、最近の意思決定でどう生きたか教えてください。
- 社長から見て、「この人とはぜひ一緒に働きたい」と感じるのはどんなタイプですか。
- 今後強化したいオリジナル商品や、食分野への展開イメージを聞かせてください。
「小粒でもピリッと効く」会社で、自分の力を試したい人へ
「小粒でもピリッと効いた山椒のような存在感のある会社でありたい」と久保社長は語ります。少数精鋭、ニッチビジネスのスペシャルカンパニーとして、これからは酒類に加えて食品分野にも原点回帰しながら、オリジナルブランドの育成にも本格的に取り組んでいく構えです。
スピード感と責任感のある環境で、自分の判断で商売を動かしてみたい人。お客様の「美味しかった」の一言を、自分のやりがいに変えたい人。「楽しくなければ仕事じゃない」という言葉に共感できる人にとって、ダイセイワールドはきっと、仕事人生を大きく広げてくれるフィールドになるはずです。