10:00〜12:00登校・授業準備とカリキュラムづくり
講師の1日は、静かな教室での準備から始まります。まずは当日の出席予定を確認し、「プロ志望」「楽しく描きたい」「不登校からのリスタート」など、一人ひとりの目的を頭に入れます。そのうえで、生徒ごとに進行中の課題を整理し、参考資料や見本ラフを用意。授業は一斉講義ではないため、同じ時間帯に「背景パース」「キャラデザイン」「ネーム添削」が並行することも。限られた時間で最大限サポートできるよう、優先順位をつけてカリキュラムを微調整していきます。
13:00〜15:00フリーな授業スタイルでの個別レッスン
授業が始まると、教室は一気ににぎやかになります。堀江アートスクールでは「生徒のやりたいこと」を軸にしたフリーな授業スタイル。講師は席を回りながら、ラフや原稿を見て少しずつ声をかけていきます。「この表情、もっと感情が伝わるようにしてみよう」「コマの見せ場をどこに置く?」など、技術だけでなく、作品のテーマや気持ちも一緒に確認。うまく描けず手が止まっている生徒には、あえて雑談を交えつつ緊張をほぐし、「描けた」という小さな成功体験を積み上げていきます。
15:00〜17:00作品講評と保護者・生徒とのコミュニケーション
授業の後半は、仕上がったラフや完成原稿の講評が中心です。その場で赤ペンを入れるのではなく、良い点を具体的に言葉にしながら、次に意識すると伸びるポイントを一緒に考えます。「ここまで描けた」という実感を持ってもらうことが重要です。不登校の中高生や、進路に悩む生徒とは、将来の選択肢について話す時間も。ときには保護者と面談し、「どんなペースで通うと無理なく続けられるか」「学業との両立をどうするか」を相談しながら、安心して通える環境を整えていきます。
17:00〜19:00記録・教材づくりと通信講座の添削
授業が一段落すると、講師はその日の指導内容を簡単に記録します。「背景が苦手」「ストーリーを考えるのが好き」など、生徒の変化や様子を残しておくことで、次回の指導がスムーズになります。並行して、通信講座の添削や新しい課題サンプルの制作も行います。オンラインの受講生には、画面越しでも伝わるよう、赤入れの意図や改善のコツを丁寧なコメントでフィードバック。教室と通信、両方の学びが同じクオリティになるよう工夫しています。
未経験から活躍する講師の共通点とは?
堀江アートスクールには、「教える仕事は初めて」という講師も多く在籍しています。共通しているのは、・自分の得意分野を言語化しようとする姿勢・生徒の話をよく聞き、押しつけないこと・作品へのリスペクトを忘れないこと技術よりもまず、「相手のやりたいことに寄り添う力」が重視されます。「自分の描き方しか教えられない」と悩む人もいますが、生徒のレベルや志向に合わせて、選択肢を提示できる柔軟さがあれば、経験ゼロからでも成長していけます。
応募前にやっておくと安心な準備
マンガ・イラスト講師の働き方に興味はあるけれど、「本当に自分にできるのか不安」という方は、次の準備をしておくとイメージがつかみやすくなります。・ポートフォリオ作成:人物・背景・カラー・モノクロなど、得意分野が伝わる作品を数点まとめる・添削の練習:友人のラフに、良い点+改善案をセットでコメントしてみる・言葉のストックづくり:普段自分がしている工夫を、口頭で説明する練習をしておくこうした小さなステップを踏むことで、「教える側」に立つ自分をより具体的に思い描けるようになります。