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【代表インタビュー】「好きな絵で人生を立て直す」──伊藤社長が語る、コミックエージェントで働く意味

キャリア支援 , マンガスクール , 不登校支援 , 日本のマンガ文化 , 自己肯定感の回復

2026.04.17

大阪・堀江から始まった、小さなマンガスクールの挑戦

コミックエージェントは、2016年に大阪・堀江で生まれた小さなアートスクールからスタートしました。代表の伊藤貴志は、広告や教育の現場で「絵が好きなのに、続ける場がない」人たちを多く見てきたと言います。そこで選んだのが、大都市圏の中でもクリエイターが集まりやすく、人と人の距離が近い堀江という街。「まずは目の届く範囲で、目の前の一人をちゃんと伸ばす」ことを優先し、マンガ・イラスト制作の仕事とスクール事業を両輪でスタート。現役クリエイターが教える場として、口コミで生徒が増えていきました。

「好きな絵で人生を立て直す」ミッションに込めた想い

伊藤が一貫して口にするフレーズが「好きな絵で人生を立て直す」です。絵の技術を教えるだけでなく、自己肯定感を取り戻したり、新しい進路を見つけたりと、生き方そのものを描き直す手伝いをしたいという願いが込められています。生徒一人ひとりの「やりたいこと」「どうなりたいか」から授業を組み立てるスタイルは、この考え方の具体的な形です。伊藤は、「好きなことを大事にできた人は、結果的に仕事でも強い」と語り、スクールと制作事業を通じて、長期的なキャリア支援まで見据えています。

なぜ不登校支援に踏み出したのか──現場で見た“変化”

不登校支援に本格的に取り組むきっかけは、「たまたま来た一人の中学生」だったと伊藤は振り返ります。学校には行けないけれど、絵だけは毎日描いている。その生徒が、教室に通ううちに表情が明るくなり、作品発表を通じて友人ができ、最終的に高校進学を選んだ。この変化を目の当たりにし、「絵の上達が、自信や進路選択に直結する」と実感。そこから、通信制高校のサポート校「堀江アート高等学院」、中学生向けの「堀江アートスクール中等部」を開校し、学びと進路を一体で支える体制を整えてきました。

海外向けマンガ体験と「日本のマンガ文化を正しく伝える」役割

訪日外国人向けのマンガ体験は、アジアの経営者との交流が転機になりました。「日本式のマンガ教育を学びたい」という声を受け、コミックエージェントでも海外からの団体・個人を受け入れるように。伊藤が大切にしているのは、「日本の繊細な感情表現やストーリーテリングを、体験として伝えること」。単なるお土産的ワークショップではなく、作画プロセスやキャラクター作りまで踏み込むことで、日本のマンガ文化への理解を深めるプログラムにしています。大阪から始まり、今後は東京、アジア圏への展開も視野に入れています。

伊藤社長が語る「講師の人間力」と、活躍している人の共通点

伊藤が講師に強く求めているのは、「技術+人間力」です。人間力とは、特別な才能ではなく、例えば次のような姿勢を指します。

  • 生徒の「やりたい」をまず受け止める傾聴力
  • うまくいかない時も、一緒に試行錯誤する粘り強さ
  • 自分自身も学び続ける素直さ

活躍している講師の共通点は、「正解を押し付けないこと」。初回ヒアリングで生徒の背景や目標を聞き出し、その人のペースに合わせてカリキュラムを変えていく柔軟さを持っています。

入社1〜3年目の成長ストーリーから見えるキャリアパス

入社1年目は、既存カリキュラムを担当しながら、生徒とのコミュニケーションに慣れる時期です。2年目以降は、自分で講座企画を提案したり、不登校支援や海外向けプログラムなど、特定領域のリーダーを任される例も増えています。例えば、元フリーイラストレーターの講師は、2年目で不登校支援クラスの中心メンバーとなり、3年目には通信制高校コースの運営にも参画。現場での気づきをもとに、新しい教材づくりや制作案件との橋渡しなど、「絵の指導+事業づくり」の両輪で成長しています。

面接で聞きたい質問リストと、共感ポイントの自己PRへの落とし込み方

伊藤との面接で、理解を深めるために有効な質問例としては、

  • 不登校支援で印象に残っている生徒の変化は?
  • 講師に期待する「人間力」とは、具体的にどんな行動ですか?
  • 大阪から東京・海外へ展開するうえで、今の課題は何ですか?

などが挙げられます。

自己PRでは、「好きなことを続けてきた経験」「誰かの挑戦を支えた経験」を具体的なエピソードで示し、「生徒のやりたいを尊重する姿勢」「絵を通じて人生の選択肢を増やしたい」という価値観と、自分の考えがどこで重なるかを言語化すると、コミックエージェントの理念との接点が伝わりやすくなります。