コミックエージェントって、どんな雰囲気の会社?
「マンガ好きしかいない部活みたいな会社ですね」と笑うのは入社3年目のA。社員13名という規模感もあって、誰がどんな案件を抱えているか、ほぼ全員が把握している距離の近さがあります。
堀江のオフィスはスクールと制作の拠点が同じフロアにあり、生徒の声、作家さんの声、クライアントの声が日常的に行き交うのが特徴です。
「雑談から新しい企画が生まれることも多いですね。『それ面白いからやってみよう』がすぐに言える距離感です」と代表の伊藤。少人数だからこそ、裁量と責任がセットで回ってくる環境です。
スクール運営と制作、両方に関わる一日の流れ
あるスタッフの平日スケジュール例です。
・10:00出社、メール確認、当日の授業準備
・11:00堀江アートスクールで個別指導(中高生中心)
・13:00昼休憩
・14:00企業向けマンガ制作の社内打ち合わせ、ネーム確認
・16:00担当作家さんとオンラインで打ち合わせ、修正相談
・18:00夕方クラスの生徒対応、カリキュラム調整
・20:00退社
「午前はスクール、午後は制作中心など、波はありますが、両方の現場を行き来することで、『教える視点』と『クライアント視点』が自然と身につくのが面白いところです」とB。
入社前と後で変わった「仕事の価値観」
「入社前は、絵の上手さだけが価値だと思っていました」と話すのは新卒入社2年目のC。
「ここでは、生徒さんの話をどれだけ聞けるか、クライアントの意図をどれだけ引き出せるかが同じくらい重要だと実感しました」
別のメンバーは、「不登校だった生徒さんが、ある日『学校行ってみようと思う』と言ってくれた瞬間、成果は“作品”だけじゃないと気づきました」と振り返ります。
マンガを“商品”としてつくることと、“誰かの人生に寄り添う手段”として扱うこと。その両方を意識するようになったという声が多く聞かれました。
忘れられない瞬間:不登校の生徒が学校へ行けた日
「一番印象に残っているのは、中学生の生徒さんですね」とD。
最初は週1回、ほとんど声も出さず、好きなキャラを黙々と描くだけだったそうです。「でも、通ううちに『次までにここ描いてきます!』と自分から宿題を決めるようになって。半年くらい経った頃、『明日から学校も行ってみる』と話してくれたんです」
後日、保護者の方から「ここが安心できる居場所になっていた」と聞き、「絵を教える以上の役割を担っている」と強く感じたと言います。こうしたエピソードは、社内では珍しくないそうです。
この仕事のおもしろさと、リアルな大変さ
座談会で共通して出てきた「おもしろさ」は、
・マンガ・イラストがそのまま仕事の中心であること
・生徒・作家・クライアントと、関わる人の幅が広いこと
・少人数ゆえに企画から実行まで関われること
一方で、大変さも率直に語られました。
「土日を含むスクール運営があるので、完全な“土日休み”ではありません」「人と話す時間が長いので、静かに作業だけしたい人にはハードかもしれません」といった声も。
「でも、そのコミュニケーションがあるからこそ、作品の方向性がブレにくいし、感謝もダイレクトにもらえる」とEは話します。
応募前にチェックしてほしい3つのポイント
座談会メンバーが口をそろえた「ミスマッチを減らすチェックポイント」は次の3つです。
1.土日稼働への抵抗はないか:スクールが休日も開講しているため、シフト制で土日勤務があります。
2.人と話すことが好きか:生徒対応、作家さん、クライアントと、1日を通して会話が多い仕事です。
3.変化を楽しめるか:少人数ゆえに新しい取り組みや役割変更も多く、「決まったことだけやりたい」より「やりながら整えていく」が合う人向きです。
「マンガが好き」だけでなく、「人の変化が好き」「現場で学ぶのが好き」と感じる人には、心地よい環境だと思います。