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【水産・食品×グローバル】業界研究ガイド:輸出・養殖・観光が一体化する“次世代フードビジネス”の全体像

インバウンド需要 , サステナブル養殖 , 東南アジア市場 , 水産ビジネス , 食品輸出

2026.03.27

水産・食品流通業界の現在地と構造

水産・食品業界は「生産 → 流通 → 輸出入 → 飲食・小売 → 観光」という長いバリューチェーンで成り立ちます。これまでは、漁業・養殖、生産者、商社、食品メーカー、外食、旅行業などが縦割りで動くのが一般的でした。

しかし、人口減少と国内市場の頭打ち、漁獲量の減少、燃料高騰、廃棄ロスなど課題が山積しています。そこで今、「川上から川下までを一気通貫で設計し直す」動きが加速しています。株式会社A.A.O passionは、水産・食品流通アドバイザーとして輸出支援を行いながら、完全養殖や飲食・民泊・体験事業まで自社で展開し、この流れを体現している企業です。

海外輸出と東南アジアマーケットの伸びしろ

日本食ブームと所得増加を背景に、東南アジアの日本産食品市場は年々拡大しています。特に、水産物や高付加価値な冷凍食品、調味料などは伸びが大きく、今後10年も成長が期待される分野です。

A.A.O passionは、日本の水産関係者の「海外に販路を広げたい」というニーズに対して、輸出実務や商流設計の知見を提供しています。また、日本の食材を海外へ届けるだけでなく、「日本市場で評価される海外食材」を逆輸入する双方向の発想を持つ点も特徴です。将来的には、完全養殖した安心安全な魚介を関西空港から世界へ毎日出荷する構想を掲げ、国産飼料・種苗によるサステナブルな輸出モデルの確立を目指しています。

観光・インバウンドと食の掛け算トレンド

インバウンド需要の回復により、「食×観光」を組み合わせたビジネスが一層重要になっています。単なる宿泊や食事ではなく、「その土地ならではのストーリーある体験」が求められています。

A.A.O passionは、自社ビルで民泊事業や時間貸しレンタルスペースを運営し、女子会向け空間や教室、さらに抹茶体験カフェ「MATCHA賛想庵」といったサービスを展開。水産・食品分野で培った「食の企画力」と、訪日客ニーズを組み合わせた多角事業です。また、養殖の“出口”として立ち上げたラーメン店「RAMENえびの女神」では、折れた足やツノで本来廃棄される伊勢海老を買い取り、ラーメンとして価値を再構築。資源循環と収益性を両立させるモデルとして注目できます。

今後10年で伸びる職種・スキルイメージ

成長が期待される職種の例

  • 水産・食品の海外営業・輸出担当(輸出実務、現地パートナー開拓)
  • サステナブル養殖の企画・運営(オニテナガエビなど新魚種の養殖)
  • 食×観光のプロデューサー(民泊、体験型カフェ、飲食店の企画運営)
  • フードテック・物流DX担当(コールドチェーン、トレーサビリティ設計)

求められるスキルの図解イメージ

次世代フードビジネスでは、以下の3領域を横断する「ハイブリッド人材」が評価されやすくなります。

  • ①産地・技術理解:養殖・漁業、水産学、品質管理、サステナビリティ
  • ②ビジネス・物流:商流設計、輸出入実務、原価・収益管理
  • ③顧客体験・観光:インバウンド対応、体験デザイン、飲食店運営

A.A.O passionは、完全養殖や国内循環型モデルの構築、飲食・民泊・抹茶体験まで自社で展開しており、これら3領域が一体となった現場を理解できる環境と言えます。

業界研究の質を高める“行動ベース”リサーチ

水産・食品×グローバル領域でキャリアを考えるなら、企業HPやIR資料を読むだけでは不十分です。実際のサービスに触れ、「顧客としてどう感じるか」「どんなオペレーション・工夫があるか」を体感することで、業界理解が一段深まります。

  • 関連企業の飲食店で実際に食事し、メニュー構成やストーリーの伝え方を観察する
  • 民泊や体験型サービスを利用し、インバウンド目線で動線や情報発信をチェックする
  • 輸出されている日本食品を自分で購入し、味・パッケージ・価格設定を分析する
  • 産地直送ECやクラウドファンディングで水産プロジェクトを追い、事業者の思いや課題を読み解く

A.A.O passionが展開するラーメン店や抹茶体験、民泊・レンタルスペースなども、こうした「行動ベースの業界研究」の題材として活用できます。水産・食品流通、輸出、観光を横断する現場に触れることで、この成長マーケットで自分がどのポジションで価値を出したいのか、具体的なキャリアイメージを描きやすくなるはずです。